タミヤ 1/700日本海軍航空母艦『翔鶴』
タミヤ 1/700日本海軍航空母艦『翔鶴』
この作品は、モデルアート社出版『艦船模型模型スペシャルNo52』掲載作例として製作させていただいたものです。
52号の特集はいつもとは趣向を換えた『艦船模型テクニックガイド』ということで、タミヤの1/700航空母艦『翔鶴』の製作を参考に、旧キットにも応用可能な空母キットのディティールアップ法をご紹介しています。
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1/700翔鶴といえば、後発のフジミキットが精密モデルとしては既にお馴染みですが、今回は古いキットを焼きなおす方法をご紹介するため、シリーズ初期の設計を残しているタミヤキットを敢えて選択しました。
空母の主力兵装でもある艦上機は具体的な組立順、塗装順を、前期明灰白色塗装、後期暗緑色塗装に分けてご紹介しています。艦上機のキットも、静岡模型協同組合のものをベースにディティールアップする方法と、ピットロードのキットを組み立てる方法の二種類をご紹介していますので、それぞれの飛行機パーツの特徴や完成度なども見比べて頂けましたら幸いです。
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記事の内容は、ページ数の都合でディティールの焼き直しに絞ってご紹介させていただいているため、考証的には少々不完全なものとなっており、上級者の方には少々物足りないと感じる方もおられるかもしれませんが、今回は主に中級者の方にお役立ていただけるような内容としておりますので、他の製作指南書と併せて、ぜひ製作の参考にしていただけましたらと思います。
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個人的に気に入っているのは、ファインモールドのエッチングパーツを使用した飛行機格納庫です。他に、飛行甲板裏側のトラスの再現方法や、作動状態の遮風柵など、空母の機能美を引き立てる工作を多数ご紹介しておりますので、空母モデルに興味のございます方は、ぜひご覧ください。
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**総括**
艦船模型スペシャルの52号は、長い歴史で初めてとなる趣向の変更を行い、今回は製作テクニックガイドの号となりました。
基本テクニックからスーパーディティールアップまで、ライター様がそれぞれご自身の特長を生かした製作記事を掲載されておりますので、いろいろなモデラーの製作テクニックにご興味のございます方は、ぜひご覧くださいませ。 もちろん、従来の連載記事などはこれまでどおり、掲載されておりますので、ご安心ください。
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