タミヤ 1/700日本海軍航空巡洋艦『最上』 







田宮 1/700日本海軍航空巡洋艦『最上』 

この作品は、モデルアート社出版『艦船模型模型スペシャルNo55』掲載作例として製作させていただいたものです。

55号の特集は『西村艦隊 スリガオ海峡海戦』ということで、レイテ沖海戦の際、戦艦『山城』、『扶桑』に続く三番艦としてスリガオ海峡への突入を敢行した航空巡洋艦『最上』の作例製作を担当させていただきました。

製作記事は今回もアフターパーツを使用したディティールアップ内容の紹介がメインで、海魂の飛行甲板セットをメインに使用した製作方法をご紹介しております。




1/700航空巡洋艦『最上』船尾からの全景。艦船模型スペシャルNo53での航空戦艦『伊勢』に引き続き、「船首側に砲塔&船尾側に飛行甲板」という面白い艦船を担当させていただきました。こういう船は装備品の種類が多い分、工数も増えてしまいがちですが、その分完成した時の充実感は大きいです。



中央構造物の様子。タミヤの1/700航空巡洋艦『最上』はシェルター甲板周りが滑り止めパターンの入った鉄板張りで表現されているのが特徴ですが、今回はリノリウム張りの仕様として仕上げました。



後部の飛行甲板は海魂のエッチングセットを使用し、搭載機もキットに付属のものをベースにディティールアップを施しました。甲板裏側にトラスを組み込む様子なども誌面上にてご紹介しておりますので、ご興味のございます方はぜひご覧くださいませ。

艦船模型スペシャルNO55には、他に『7人の侍』に例えられた西村艦隊全艦の作例と、それを迎え撃った米海軍の艦隊の紹介、そしてニューキットセレクションや各種連載企画など、盛りだくさんな内容になっておりますので、ご興味のございます方は是非書店でお買い求めください。



**総括**


航空巡洋艦『最上』が発する『超兵器的な魅力』に惹かれる艦船モデラーの方は多いのではないかと思いますが、私個人も例に漏れず、少年時代より最上には思い入れがありましたので、今回は作例という形で製作させていただく機会をいただき、大変光栄でした。

『艦船模型スペシャル No53』で担当させていただいた航空戦艦『伊勢』とは、実艦の傾向性の面でもディティールのバランスという面でも得難い組み合わせになってくれましたので、今後の展示会などで特徴的な2隻を並べた状態をご紹介していくことができればと思います。



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