**総括**
戦前、戦時の日本の空母の写真を見ると、なにかと目に入ってくるのは水線付近から舷側または船首、船尾を見上げるように撮影したカットたちです。
中には上空から撮影した写真もありますが、飛行士でもない限りほとんどの人が見たのは、壁のようにそそり立つ舷側や格納庫、複雑な補強材が入り組んだスポンソンや飛行甲板の裏側だったのかもしません。
逆に模型では、多くの人は上から見下ろすことになり、裏側までわざわざ覗かれることは少ないですが、個人的にはこのような部分を作り込むのは実艦のイメージを楽しむことにも繋がる気がして結構好きです。
まだまだ実艦構造そのままを再現することはできていないのですが、今後も研究と経験を重ねて、なるべく実艦のイメージに近い作品を作り続けていくことができればいいな、と思います。
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