アオシマ 1/700日本海軍重巡洋艦『筑摩』 







AOSHIMA 1/700日本海軍重巡洋艦『筑摩』 

この作品は、モデルアート社出版『艦船模型模型スペシャルNo57』掲載作例として製作させていただいたものです。

57号の特集は『栗田艦隊第二部隊(サマール沖海戦)』ということで、今回は第七戦隊に所属し、米護衛空母群タフィー3に砲撃戦を敢行した重巡洋艦『筑摩』を担当させていただきました。




重巡洋艦『筑摩』のプラモデルキットは1993年発売のアオシマキットと2009年発売のフジミキット、そして1/350のタミヤキットの3種がありますが、今回は利根型キット中では現役最古参となる、アオシマ製のキットをベースとしました。



アオシマの『筑摩』は改装前の姿を再現しているため、今回の製作ではより年代設定の近い姉妹艦『利根』のキットを使用しています。利根と筑摩の相違点も分かる範囲で修正を行い、細部のディティールはアフターパーツを使用するなどして補填しました。



キットで省略されている発射管甲板はプラ板で自作し、水上機の駐機甲板にも汎用パーツを使用するなどして手を加えました。

なお、今回の作例記事は文章の書き方をこれまでと少し変えてみまして、作例で行ったやり方以外の処理方法や、製作モチベーションの保ち方なども提案させて頂きました。 筑摩の製作や艦船模型にご興味のある方は、是非ご覧ください。



**総括**


アオシマ製のキットの発売当時は『利根型重巡の決定版と呼べるキットが誕生した』というイメージがありましたが、現在の眼で見ると比較的あっさりした部分もあることから、今回は装備品や面の情報量を増やして密度を高める事に拘りました。

また、字数の制限もあって誌面ではご紹介できていないのですが、信号灯の位置や電探室の扉の向きなど、姉妹艦『利根』との差異も分かる範囲で極力細かいところまでを再現しています。

22年前のキットということもあって、アオシマの利根型はパーツ単位で見て行くと少々前時代的な雰囲気はあるのですが、作り方によってはまだまだ一線級の完成度を目指す事の出来る面白いキットであることを実感しました。



SCALE MODELSに戻る

左側にメニューページが表示されない場合はここをクリック

艦船模型製作代行 モデルファクトリー ハイギヤードはこちら

スケールモデル完成品販売ネットショップ CHERRY&ANCHORはこちら
inserted by FC2 system