**総括**
アオシマ製のキットの発売当時は『利根型重巡の決定版と呼べるキットが誕生した』というイメージがありましたが、現在の眼で見ると比較的あっさりした部分もあることから、今回は装備品や面の情報量を増やして密度を高める事に拘りました。
また、字数の制限もあって誌面ではご紹介できていないのですが、信号灯の位置や電探室の扉の向きなど、姉妹艦『利根』との差異も分かる範囲で極力細かいところまでを再現しています。
22年前のキットということもあって、アオシマの利根型はパーツ単位で見て行くと少々前時代的な雰囲気はあるのですが、作り方によってはまだまだ一線級の完成度を目指す事の出来る面白いキットであることを実感しました。
|