フジミ 1/700戦艦 扶桑







FUJIMI 1/700戦艦『扶桑』 

この作品は、製作ご依頼をいただいて製作したものです。

ディティールアップはお客様とご相談の上、フジミ純正の『G-up72 日本海軍戦艦 扶桑 専用エッチングパーツ エッチング』をメインとし、25mm機銃および12.7cm連装高角砲はファインモールド製のナノドレッドシリーズのパーツに交換しました。





フジミ1/700戦艦『扶桑』昭和19年、右舷後方からの全景。フジミから発売されている1/700の戦艦『扶桑』は昭和10年、13年、16年という具合に多数のバリエーションが発売されていますが、この昭和19年のモデルは対空兵装が可能な限り増備されていることが特徴的です。



船首から艦橋にかけての様子。錨鎖は精密チェーンに交換し、艦橋周りは完成したら見えなくなる内部まできっちりとエッチングを組み込みました。



船体中央部。艦橋を挟んで前後に取り付けられた36cm連装砲と無数の25mm機銃群が印象的です。ナノドレッドシリーズの機銃は非常に精密にできているため、多数積んでもオーバースケール感が出ないのが嬉しいところです。



後部艦橋から船尾の航空作業甲板にかけてのクローズアップ。艦橋後ろに連装砲塔4基を背負った姿はなんとも壮麗で、完成当時、世界最強クラスの戦艦であったことを実感させてくれます。



そして扶桑といえば、何といっても細長く積み上げられた前部艦橋が特長的です。フジミのキットは1/350をそのまま縮小したような構成でパーツも細かく、手の入れ甲斐がありました。なお、後部フレームのエッチングはあまり合いが良いとはいえず、そのまま組むと艦橋が前傾してしまうので、プラパーツの一部を削るなどしてバランスの修正を行いました。



中央部のクローズアップ。平らで広い甲板には非常にたくさんの25mm機銃が配置されています。最終時の扶桑には単装、連装、三連装の機銃が3種類が積まれているため、ひとつひとつを塗装して切り出し、防盾を取り付けて配置するのはかなり作業量となりました。(その甲斐あって、模型映えはバッチリです)


**総括**


フジミの1/700特シリーズのキットは総じて精密感の高いものが多いですが、その中でもこの扶桑は年代設定も豊富ですし、各パーツの精度から言ってもトップクラスの完成度だと思います。
その一方、相変わらず説明書に間違いや指示抜けが目立つのがもったいない点ですが、(艦橋部分を除いては)「キット+純正エッチング」の組み合せのマッチングも良いので、フジミキットで何か戦艦を作りたいという方には是非ともお勧めしたい製品です。


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