アオシマ 1/700航空母艦『葛城』








AOSHIMA 1/700

この作品は、製作依頼によって製作させて頂いたものです。

1/700の雲龍型航空母艦のキットはアオシマ、フジミ、ピットロードから発売されていますが、葛城はアオシマのピットロードからのみの発売です。今回は、アオシマキットをベースに、アオシマ純正エッチングパーツの組み込みをメインに、ディティールアップを行いました。





シールドなしの25mm三連装機銃と12.7cm連装高角砲のほか、今回はカッターと錨、電探などにファインモールド製のナノドレッドシリーズのパーツを使用し、シールド付き25mm三連装機銃と28連装対空噴進砲には、ピットロード製のネオイクイップメンツシリーズのパーツを使用しました。



艦載機は、ウォーターラインシリーズの日本空母搭載機セット後期型を使用し、零戦52型12機、彗星艦爆8機、天山艦攻8機、流星改艦攻2機、偵察機彩雲2機の、合計32機を製作して搭載しました。



外舷塗装やマーキングなどは全て塗装によるもので、白線表示なども全て塗装再現としました。その他、自作系のディティールアップとして、船体舷側の外板継ぎ目表現と、飛行甲板上の繋止眼環(パッドアイ)のドリル表現も行い、高角砲の射界制限装置はコンマ3ミリの真鍮線で自作しました。



この角度で見ると、外板継ぎ目の様子がよくわかります。艦橋には21号電探ではなく、22号電探と13号電探が並べて取り付けられているのが、葛城の特徴です。



右舷艦橋付近と飛行甲板の様子。迷彩塗装はピットロードのカラーセットを使用しました。ミスターカラーにも船舶迷彩色のセットはありますが、ピットロードカラーの方が、よりグレートーンに仕上がります。



船尾の様子。飛行甲板後端部の着艦標示は、写真解析で明らかになっている「くの字」パターンを塗装で再現しました。舷梯はアオシマのエッチングセットには付属していないので、ハセガワのパーツを使用しています。



右舷後部の様子。実艦の空母葛城は、大戦末期に空襲によって損害をうけましたが終戦後も残存し、復員輸送に活躍しました。


**総括**


葛城で復員された方々は、巨大な正規空母が自分たちを迎えにきた様子を見て、どのように思ったでしょうか? 敗戦で沈んだ気持ちの中にも心強さや希望を感じたでしょうか?それとも、このような立派な正規空母を残して戦争に負けたことに無念さや憤りを感じたでしょうか? 

平和な時代に生まれ育った私には全く想像のつかないことですが、戦後に葛城を見た人々の印象について、以前から個人的に興味を持っている話題ですので、何かご存知の方がおられましたら、情報を頂けるとありがたいです。


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