フジミ 1/700航空母艦『瑞鶴1944』
FUJIMI 1/700航空母艦『瑞鶴1944』
この作品は、艦船模型製作代行のご依頼を頂いて製作させていただいたものです。
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今回は、お客様のご希望もあり、できる限り細かいところまで手を入れた仕様として製作をさせて頂きました。
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キットはおなじみのフジミ製です。純正のエッチングパーツをメインに使用しているところまではいつもどおりですが、今回は更に精密パーツを追加し、細部のディティールに優れた作品を目指しました。
艦載機は、ウォーターラインシリーズの日本空母搭載機セットの後期型を使用しました。マーキングは全て塗装ですので、長期の展示も安心な仕上げです。 プロペラは、トムスモデルのエッチングパーツを使用しました。
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フジミ1/700空母『瑞鶴1944』。右舷および左舷からの全景。迷彩塗装は、今回は主にピットロードカラーを使用しています。
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船首部分のアップ。飛行甲板のパッドアイ(眼環)は、0.3ミリのドリルで穴をあけ、エナメル塗料でスミを入れて再現したものです。シールドなしの機銃および高角砲、探照灯、錨、9mカッターなどは、全てファインモールド
のナノドレッドシリーズのパーツに交換しました。
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右舷後部の様子。鋼板継ぎ目は、サーフェーサーの塗膜の段差によって再現しました。今回は横ラインだけでなく、縦ラインも再現しています。また、シールド付き高角砲および機銃、そして噴進砲にはピットロードの新艦船装備セット(NEシリーズ)のパーツを使用し、ナノドレッドパーツとのディティールのバランスを取りました。
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右舷艦橋付近。フジミのパーツは艦橋周りと煙突周りのディティールが見せどころです。キットおよび純正のエッチングパーツでは飛行甲板上の制動策が省略されています。これまでは黒ラインを引いてそれらしく見せていたのですが、今回はオーシャンスピリットのエッチングパーツを使用し、より立体的な仕上げとしました。
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高角砲の射界制限枠は、0.4ミリの真鍮線で自作しました。メインマストには、軍艦旗、中将旗の他に、旗流信号により、瑞鶴の船名符字を標示しました。
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左舷後部の様子。当工房ではいろいろなお客様からご依頼をいただいておりますが、舷梯と救命浮標は人気が高く、いろいろなお客様から取り付けのご希望を頂き、すっかり定番化しました(笑) こういうワンポイントのアクセントがあると、実艦に乗艦していく様子がイメージできて、楽しいですね。
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**総括**
1/700瑞鶴製作は今年だけで既に4回目になりますが、今回は可能な範囲でのディティールアップを施しました。
キットと純正エッチングの精度が高いので、鋼板継ぎ目や眼環などの細かいディティールも浮かずに自然に仕上げることができました。
日本海軍の対空対潜迷彩もなかなか人気があるようで、今年だけで既に6隻を製作しました。塗装、ディティールともに、今後もよりシャープな仕上がりとできるように腕を磨いて行きたいと思います。
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