1/350スケール 戦艦 大和 新考証5回目
田宮模型製インジェクションキット 13回目
タミヤ 1/350 戦艦大和13回目 (新考証5回目)
タミヤの1/350戦艦大和も気が付けば13回目。もともと組みやすいキットだけに改造の
ベースにはもってこいで、機銃位置の変更を基本に主にエッチングパーツ使用のディ
ティールアップで現在でも充分通用するクオリティになるオススメキットのひとつです。
特に近年の映画公開やミュージアム開館に伴う大和ブームでこのキットの人気もまた
再びの盛り上がりを見せているのではないかと思います。
今回の作例も、基本的に機銃位置などを現在の考証に改め、エッチングパーツをメイン
としたディティールアップの他に、最近ではおなじみの舷側鋼板継ぎ目の再現を施し
ています。
これが舷側鋼板継ぎ目の再現部分です。方法は鋼板の大きさに切ったマスキングテー
プを貼ってサフを吹き、塗膜の階層を作って再現するのですが、最近この方法に関す
る問い合わせメールがHIGH-GEARed宛に随分たくさん届くようになりました。
なかなか言葉で説明するのが難しくてお役に立てないことが多いのですが、HIGH-GE
ARed自身も思いつきで何となくいろいろ試していくうちに完成した方法ですので、サイト
をご覧頂いている皆様も難しいことは考えず、とりあえずやってみられれば、最終的に
は同じようなものが完成すると思います。
この継ぎ目を底面も再現できれば最高なのですが、まだその技術は確立していないの
で、いつか上手く再現できるよう、いろいろ今後工夫していきたいです。
中央構造物のクローズアップ。この大和を仕上げたのは、ちょうど尾道の実物大大和を
見学した直後だったので、実物大のこの部分を見たあとだけに張り切って作業を続ける
ことができました。
高角砲の砲身は真鍮パイプを切って作ったもので、砲身につきもののテーパーは失わ
れてしまいますが、砲口がシャープに表現できるので、効果的なディティールアップです。
航空作業甲板の様子。この部分も最近新しい考証が出てきている部分ですので、機銃
位置ともどもリニューアルが切望されます。 模型は沖縄時を想定した改造を各部に加
えていますが、模型映えを考えて艦載機は多数搭載しています。
**総括**
「2005年は大和ブームの年だった」
あとからきっとそう言われるであろう2005年、太平洋戦争終戦60周年の今年は日本海海
戦100周年、また海の向こうの英国ではトラファルガー海戦200周年ですか・・・とにかく
軍艦関係のイベントの多い年でもあり、HIGH-GEARedもそれらにならって実物大大和
乗艦、2001年以来の戦艦三笠、船の科学館訪問等、個人的にも軍艦に関わるイベント
を企画し、楽しみました。(本年中に大和ミュージアムも訪問予定ですが、このレポート
執筆時にはまだ訪れていません)
テレビや書店には大和情報が溢れ、HIGH-GEARedが艦船模型を作り始めた1980年代、
艦船模型を再開した2000年前後とはすっかり環境が変わってしまってなんとも驚くべき
ことです。
それだけこの艦は日本人の記憶に残り続けていたのかと思うと、大和ファンとしてとても
感慨深いものがあります。
1/350大和もこれまで数限りなく(?)作り続けてきましたが、従来から地道に続けてき
たことが、現在「ブーム」といわれることになるというのはとても不思議な気持ちがします。
これまで艦船模型ファンといえば、「パーツが細かくて組み立てにくい」とか「考証とか
技術ばかりが優先されて何となく近寄りがたい」とか言われ、AFVやキャラクターモデル
などと比べて陽のあたることが少ないカテゴリーでしたが、これを機会によりたくさんの
人々に、艦船模型の魅力に触れてもらえればいいなと思います。
SCALE MODELSに戻る
左側にメニューページが表示されない場合はここをクリック
艦船模型製作代行 モデルファクトリー ハイギヤードはこちら
スケールモデル完成品販売ネットショップ CHERRY&ANCHORはこちら
■管理人オススメ!本格海戦ゲームアプリ「蒼焔の艦隊」■
↑Android版のダウンロードはこちら↑
↑iOS版のダウンロードはこちら↑
フル3Dで作成された艦艇で迫力の大海戦を勝ち抜いていくゲーム。無料にて配信中!(一部有料アイテムあり)