1/350 米海軍イージス駆逐艦 DDG-51 アーレイ・バーク







ドラゴン 1/350『アーレイ・バーク』

この作品は、艦船模型製作代行のご依頼をいただいて製作したものです。

ドラゴンの1/350キットをベースに、ゴールドメダルモデルズのエッチングパーツをメインに使用したディティールアップを施しました。




左舷前方からの全景。アーレイバーク級は映画『バトルシップ』をご覧になった方にはお馴染みの艦容です。低く構えたスタイリッシュな姿は、近代型駆逐艦の最も洗練されたスタイリングという気がします。キットは、以前に艦船模型製作代行のご依頼で製作した1/700と同じドラゴン製です。パーツ的にも説明書的にも、1/700キットとほぼ変わりなく、製品としては1/700をそのまま1/350に拡大したもののようです。



右舷後部からの全景。マーキングは付属のデカールを使用していますが、このデカールが少々不完全で、CIWSの警戒線の半径が全く違った他、ヘリコプターの着艦表示がないのには面食らいました。(1/700には付属していたのですが・・・)結局、着艦表示は塗装で再現しました。



1/350駆逐艦アーレイバーク、右舷および左舷からの全景。船底色はタミヤカラーのダルレッドを使用し、外舷および甲板の塗装にはピットロードカラーを使用しました。



ディティールアップにはゴールドメダルモデルズのエッチングパーツを使用したのですが、艦橋窓枠は含まれなかったので、プラ材で自作しました。パーツ設計が1/700をそのまま倍にしたものなので、艦橋窓枠部分のプラの肉厚が5mmほどもあり、切り取るのに随分苦労しました。



中央部の様子。日本の護衛艦のようなヘリ格納庫がないので、比較的スッキリしした構成です。アメリカ海軍では、ヘリの運用は空母に任せるのが基本のようですね。



ヘリコプター甲板の様子。ヘリ本体はお客様のご希望でブロンコモデルのシーホークを2機製作し、1機はローターを広げた状態、もう1機はローターをたたんだ状態としました。ブロンコのシーホークはパーツ数が多く、作りがいがあります。


**総括**


「31ノットバーク」のニックネームで有名なアーレイバーク提督の名を持つ形式の駆逐艦は、これまで1/700で2回製作していますが、1/350では初めてです。

キットは前述のように1/700をそのまま拡大したものですので、若干大味な部分も見えないことはありませんが、継ぎ目などの処理は実艦の面構成が単純なために比較的やりやすく、カッチリとした一体感のある仕上がりとすることができました。

現用艦ならではの近代的イメージと、船としての美しさを併せ持ったアーレイバーク級は、とても模型映えのする船ですので、いつかは自分用にも製作してみたいと思います。



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