1/350スケール 戦艦 大和 新考証
田宮模型製インジェクションキット 8回目













タミヤ 1/350 新考証

1/350戦艦大和も8回目。1/350スケールの同じキットを8回も組んだ人は世間にいった
い何人いることでしょう?(笑)

これまでは、所謂以前の日本海軍艦艇模型保存会と同じ考証設定の状態で組むこと
が多く、中にはあえてキットのままの設定で組んだこともありましたが、今回は写真解析
などで明らかとなったと伝えられる(もちろんナゾの多い大和のことですからこれが一概
に正解ともいえませんが)比較的新しい考証で機銃配置などを訂正しました。

この模型を製作するにあたって、塗装の面でもいろいろと悩むことがあったのですが、
細部の設定をしてくださった方は、近年浮上してきた船底緑説は「海底写真を見る限り
赤であっても緑ではなさそう」という考え、そして「赤船底の下地であった」という考えと、
甲板色に関しては出撃前の目撃談では黒ではなかったとする考えと模型映えを考える
という点で、木甲板色と決まりました。

機銃配置に関しては、キットのものでは機銃の数とブルワークが不足しますが、これに
関しては機銃のみをカスタマーサービスを使って増設し、ブルワークは大戦後期に多
かった戦時急造タイプの角型機銃座をプラ材で自作し、写真解析で明らかになったと
言われる土嚢またはハンモックのブルワークはエポキシパテで自作しました。


↑当時、大和に乗り組む乗組員が内火艇や埠頭から見たと思われるアングル。
力強さに溢れた艦影は他のどの日本艦とも違った特別な雰囲気が漂います。


↑今回の模型ならではのカット。増設されたブルワークと土嚢かハンモックを
使用して作られた応急ブルワークの様子です。これらはプラ材とエポキシパテ
を仕様してそれぞれ自作しました。


↑大和のディティールアップで最も映えるのはこのスーパーストラクチャー部分です。
この部分はこれまでのギャラリーのものと大差ありませんが、手摺やタラップを追加する
ことで、人間の大きさや生活感を感じさせるためのディティールアップに徹しています。


↑防空指揮所は画像ではわかりにくいですが、グレーチングとリノリウム床面を塗り分けて
あります。高角双眼鏡は自作のもので、これも生活感をひきたたせるのに一役買って
くれています。 


↑航空作業甲板も艦載機の搭載能力を犠牲にして機銃を増備した姿を再現しました。
画像には映っていませんが、船尾の角型機銃座ブルワークも自作です。



**総括**

今回はこれまでとは少し違った作例となり、それなりに苦労もありましたが、完成してみ
るとこれもひとつの大和の姿ということで納得できる雰囲気になりました。

なかなかこれが正解という姿がはっきりしないのが戦艦大和というものですが、それはそ
れで、「自分だけの大和」を作る楽しみがあって素敵ではないかと思います。

最近は噂の大和ミュージアムのオープンも近づき、模型界でもまた大和の波が訪れる
のではないかと期待しています。

今後も1/350大和をまた製作する予定がたくさん詰まっているので、その際にはまた
新しい作例とディティールアップの紹介などを行っていきたいと考えています。






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