**総括**
東京空襲時のホーネットと言えば、なんといっても飛行甲板狭しと並べられた16機のB25双発爆撃機が印象的ですが、今回の製作ご依頼では格納庫内も満載状態をご希望ということで合計52機もの飛行機製作が必要となり、大変作り応えと見応えのある作品となりました。
こういう模型映えは開放式の格納庫を採用したアメリカ海軍航空母艦ならではの魅力ですし、独特の迷彩塗装と退色表現も相まって雰囲気のある作品となりました。
ピットロードのホーネットはトランペッターモデルによる開発が行われた製品で、組み立てやすさに関してはそれほど悪くはないのですが、キットパーツに強固に付着した離型剤には少々手を焼きました。特に飛行機は全部で52機もありますので、一機一機、プロペラなどの細いパーツを破損しないように注意しつつ、中性洗剤でブラシ洗いをするのはかなりの難行でした。
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