ピットロード 1/700戦艦ノースカロライナ BB-55







PITROAD 1/700戦艦『ノースカロライナ』 

この作品は、製作ご依頼をいただいて製作したものです。

トランペッターモデル開発、ピットロード販売の1/700戦艦『ノースカロライナ』のキットをベースに、キット付属のエッチングパーツと汎用の手すりエッチングパーツなどでディティールアップを施しました。





キットはピットロードのもので、例によってトランペッターモデルとのジョイントキットです。左右非対称の迷彩塗装とデッキブルーの塗り分けが、この時代のアメリカ海軍艦艇の難しさという気がします。



ノースカロライナ級戦艦は、のちに登場するアイオワ級戦艦を少し縮めたようなスタイリングが特徴です。1944年の状態ということで、対空機銃が所狭しと配置されている様子は圧巻ですね。



左右で異なる迷彩パターン。キットの塗装図どおりの仕上げですが、明らかに右舷側と左舷側、平面と立面でラインや色が合わない箇所がいくつかあったので、辻褄を合わせるのに苦労しました。



ディティールアップはキットに付属のエッチングパーツを使用しておりますが、手摺などは足りなかったので、手持ちの汎用手摺パーツで追加しました。



中央構造物は、水平面の塗り分けも細かいですが、丹念に塗り分けると大変見栄えのする作品に仕上がります。



クレーンやカタパルトは、キットに付属のエッチングパーツを使用しています。非常に柔らかくて使いにくいパーツですが、ディティールアップ効果は抜群です。


**総括**


ピットロードの1/700ノースカロライナ級戦艦は、以前製作したリシュリューと良く似た構成のキットで、構造物の箱組の多さと、ゲートの太さに少々骨が折れますが、きっちり仕上げると、そのディティールの充実ぶりからも大変見栄えのするキットです。 

この手のキットをうまく仕上げるコツは、ゲート処理、押し出しピン跡の処理、そして接着を極力丁寧にすることです。たとえばゲートの痕が残っていると、箱に組んだ構造物の寸法が狂ったり、形状に歪みが出てきますし、ピン跡の処理がされてないと、構造物側面に貼り付ける外壁パーツなどは浮いてしまいます。

  これらが積み重なると、最終的には構造物が傾いとしまったり、予期しないところに隙間があいてしまったりしますので、面倒くさがらずに、地道な作業を地道に進めて参りましょう(笑)

あと、これもピットロードとトランペッターモデルのジョイントキットにありがちですが、離型剤の脂分は相当なものですので、徹底的に落とさなくてはいけません。(私はマジックリン水溶液に半月漬け置き、台所用洗剤と歯ブラシで2回洗いましたが、それでも一部に塗料をはじく部分がありました【苦笑】)


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