ハセガワ1/350戦艦 陸奥
徹底ディティールアップ決定版









この項ではベテランモデル製の1/350『25mm連装機銃』のレビューをご紹介します




1/350戦艦『陸奥』製作記 その3



1/350で25mm機銃のディティールアップ版を製作する場合、当工房ではこれまで、レインボーモデルのエッチングパーツと真鍮挽き物の機銃身を組み合わせることが多かったのですが、今回は御客様よりお持ち込み頂いたベテランモデル製のレジン&エッチングパーツを使用しました。このパーツは登場時にその精密さで随分と話題になった製品ですが、同社の12.7cm連装高角砲と同じく安定供給が行われず、最近は少々入手困難になりつつあります。




レジンパーツは機銃一基につき3パーツに分割されています。写真左上が機銃身、左下が銃座、そして右下は銃身直下の銃座に並ぶ鉄板と(左右のフレームを)繋ぐ支柱にあたるパーツです。




こちらは付属のエッチングの写真。弾薬箱(左)と機銃本体に使用するパーツ(右)の二種類がセットされています。




機銃本体に取り付けるエッチングのクローズアップ。1は『照準器』、2は『旋回ハンドルのシャフトとペダル』、3は『俯仰ハンドルとペダル』、4と5は防盾(←今回は使用せず)、6と7は射手の座席、8は旋回ハンドルです。パーツ分割も非常に細かく、1、2、3、6、7にはそれぞれに折り曲げ箇所があるので、(接着箇所の多さも加えて)かなりの作業数となります。




銃身パーツのクローズアップ。銃身が健康な状態でしたら、ここまでアップにしても充分に実感的な仕上がりです。




しかし実際にはほとんどの銃身がこの写真のように変形していたので、組み立て&塗装を行う前に銃身や弾装を一本一本、じっくり曲げ直す必要がありました。なお、今回お持ち込み頂いていたベテランモデル機銃は陸奥の必要数のジャスト10基でしたので絶対に失敗は許されず、非常に神経を使う作業となりました。




こちらは銃座のアップです。銃身ほどではありませんが、こちらのパーツにもちらほらと変形が見られたので、製作前の下準備としてひとつずつ修正を行いました。




離型剤の処理は(パーツが余りに繊細なため)洗剤でゴシゴシやるわけにもいかず、フィニッシャーズの『剥離剤オフ』を筆に漬けて撫で洗いを行いました。

次項はベテランモデル製25mm連装機銃の具体的な製作工程をご紹介します。


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