ハセガワ 1/700航空母艦『瑞鳳』 







HASEGAWA 1/700航空母艦『瑞鳳』

この作品は、製作ご依頼をいただいて製作したものです。

1/700の航空母艦『瑞鳳』はハセガワとフジミから発売されていますが、今回はお客様のご希望でハセガワの艦これパッケージのキットをお持ち込み頂いての製作となりました。迷彩塗装は基本的にハセガワの塗装指示に従い、白線や風向き標示、着艦標識なども全て(デカールは一切使用せずに)塗装で仕上げました。




1/700航空母艦『瑞鳳』、左舷前部からの全景。ハセガワの瑞鳳は少々設計が古いため、そのまま製作するだけでは現行キットの完成品と並べた時にバランスが悪くなるため、ディティールアップパーツを使用したスタンダードなディティールアップに加えて、船体周りの小加工も同時に行いました。



右舷船首付近の様子。ディティールアップパーツは、ハセガワの3S-014をメインとし、レインボーモデルの汎用手摺、フジミのラッタルや21号電探、ライオンロアの飛行機&人員救助網などを使用しました。



右舷船尾付近の様子。対空兵装はシールドなしの12.7cm連装高角砲および25mm連装、三連装機銃をファインモールド製のナノドレッドシリーズのパーツに置き換え、シールドつきの高角砲や機銃、噴進砲などはピットロード製の新艦船装備セット(NEシリーズ)のパーツに交換しました。



左舷船首付近の様子。錨鎖は精密チェーンに取り替え(写真には写っていませんが)艦橋窓枠もモールドを切り取った上でハセガワのエッチングパーツへの交換を行いました。錨本体と探照灯もファインモールド製のナノドレッドシリーズのパーツを使用しています。



左舷後部の様子。噴進砲はキットではスポンソンに一体成型されて味気なかったので、スポンソン本体をプラ板で自作したものに取り替え、噴進砲はピットロードのパーツを取り付けました。また、ハセガワの瑞鳳はスポンソン下部の支柱が三角片として船体に一体成型されており、(現在の目で見ると)少々実感に欠ける設計になっていましたので、モールドを切削のうえ、プラ丸棒で自作しました。



艦載機はキットの指定どおり、付属の零戦52型と天山を全機塗装し、ファインモールドのプロペラのエッチングを取り付けました。また、後期型艦載機の特有の白淵付きの日の丸デカールはキットには含まれていなかったので、ピットロードの艦載機セットから流用しています。


**総括**


ハセガワの瑞鳳は、モールドの甘さなどからディティール派のモデラーの皆さまにはあまり評判が良くありませんが、組みやすさと見た目の印象はなかなか良好で、手の入れようによっては現行キットと並べても充分そん色のない仕上がりとすることができます。

艦これパッケージのキットは(古いキットも新しいキットも含めて)比較的、組みやすさに配慮したキットが多いので、ビギナーの方に特にお勧めです。


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