1/350スケール 日本特型潜水艦 伊-400
タミヤ製インジェクションキット
TAMIYA 日本特型潜水艦 伊-400 1/350
2008年現在、国内および海外メーカーの1/350艦船キットの新製品ラッシュが続いて
ますが、今回の作品は、このブームの比較的初期にタミヤからリリースされた、
日本特型潜水艦 伊-400です。
2008年春から夏にかけて、Wing&RailModels様とのタイアップによって製作記を連載
させて頂いた、フジミ1/350高速戦艦「金剛」と並べて、奈良模型愛好会第一回展示会
に出展する目的で製作しました。
金剛の完成の後、展示会までに残された日数はわずかに一週間・・・。展示会に間に
合うかが心配されたのですが、そのあたりはさすがにタミヤ製品！パーツの合いは完
璧で、金剛で組み立てに苦労した経験がうそのようにあっという間に完成して驚かさ
れました。
完成品のシャープな印象も最高です。 この伊-400を完成させた2008年9月は、時期
的にディティールアップエッチングパーツ付きの「伊-400 スペシャルエディション
」がリリースされた時期と重なるのですが、今回は使用したキットは以前から購入
してあったスタンダード版です。
そのため、手すりパーツが標準で付属せず、エデュアルドの1/350手摺を流用しまし
た。 その結果、実艦写真では明らかに一段手すりになっている機銃甲板の手すりが
二段になってしまうなど、少々不完全な出来にはなってしまいましたが、無事展示
会までに完成し、奈良模型愛好会の1/350艦船模型群に唯一の潜水艦として加える
ことができました。
↑1/350高速戦艦金剛との比較。金剛と比べると小さく見えて
しまいますが、それでも実艦は全長122メートルもあり、1959年に
アメリカ原子力潜水艦トライトンが完成するまで、世界最大の
潜水艦でした。
＊＊総括＊＊
展示会に間に合わせるために急いで完成させたキットですが、その製作にはストレス
などは一切なく、またパーツの合いも非常に良好なので、急いで作ったわりに、完成
した印象は非常にシャープで気に入りました。
晴嵐や25mm機銃などの装備品の出来も素晴らしくで、価格が少々割高な点を除けば、
1/350艦船キットの理想と言っていい、完璧な仕上がりです。
今回は急いで完成させたために、格納庫内部の表現は無視し、晴嵐も一機しか搭載
しておりませんが、今後機会があれば、スペシャルエディションを使ってもう一度
作りこみに挑戦してみたいと思います。
↑奈良模型愛好会第一回展示会に出展された、伊-400です。隣に並んでいる
のは、相互リンク先の「艦船模型の部屋」管理人のまいど！さんの作られた
1/350海防艦「鵜来」です。同じ縮尺で比較すると、潜水艦とはいえ伊400が
いかに巨大であったかを実感することができます。
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