1/700船の科学館ジオラマ『宗谷』『羊蹄丸』











港湾模型『船の科学館』『羊蹄丸』『宗谷』

2011年、船の科学館の休館および、展示されていた羊蹄丸の展示終了のニュースを聞き、8月に急きょ、船の科学館を訪れました。

同館を訪れるのは2001年の最初の訪問から数えて7回目のことで、この場でみる羊蹄丸がこれで最後になることに寂しさを感じ、この素晴らしい光景を模型にして永久に手元に残しておきたいと考えるようになりました。

幸いにも宗谷はシールズモデルから、そして羊蹄丸はバンモデリングから、それぞれ素晴らしいキットが発売されていることも手伝い、今回はこの『船の科学館に係留された2隻』を再現しようと思い立ちました。

奈良県在住の私にとっては、おいそれと現地に取材に行くこともできないため、グーグルアースからのキャプチャーと、過去7回の訪問で撮影した写真のみを参考に製作しました。

建物がほとんどないので立体感にはかけますが、気に入っています。





宗谷と羊蹄丸。船の科学館の展望台から見下ろすと、このような光景を見ることができました。港は海面と植菜以外はほぼ全てプラ板によるフルスクラッチです。(塗装は原色の白以外はほぼ全て自分で調色しました) 斜面になっている部分もプラ板で造成し、エポパテで表面を荒らしました。 右下には、船の科学館の屋外展示品の中でも目玉だった、戦艦陸奥の主砲身も再現しています。



宗谷はキットの木甲板を一部剥がし、クレーンやボートの状態を現在の状況に近づけるべく、加工を施しました



羊蹄丸は、ほぼキットのままですが、塗りわけを一部変更しています。



各部のクローズアップ。苦労したのは羊蹄丸の乗船桟橋です。このような複雑な桟橋が形作られていることからも、羊蹄丸保存開始当時の同館の思い入れと期待の強さが感じられます。


**総括**


自分の好きなものは、常にそこにありつづけるという幻想を人間は抱きがちですが、終わりの日は突然訪れます。

東京旅行の度に必ず見学コースに入れていた、ひときわ思い入れの強い船の科学館と羊蹄丸・・・。

現実世界の中でこの光景に会うことはもう二度とありませんが、模型の世界ならいつでも会う事ができます。

思い出を永遠のものとして手元に置くことができる、模型趣味の素晴らしさを実感するとともに、既に見られなくなった思い出を形にすることが出来、忘れられない作品になりました。


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