フジミ 1/700航空母艦『加賀』 







FUJIMI 1/700航空母艦『加賀』
真珠湾作戦時


この作品は、艦船模型製作代行のご依頼品として製作したものです。

フジミの航空母艦『加賀』のフルハルモデルをベースに純正エッチングパーツとナノドレッドシリーズの各パーツを取り付ける等のディティールアップを施し、飛行甲板には真珠湾攻撃隊の35機のフル編成を搭載しました。



フジミ帝国海軍シリーズ1/700航空母艦『加賀』フルハルモデル、左舷船首からの全景。特シリーズやウォーターラインシリーズなどと同じ1/700スケールですが、船底が付属していることと木製台座&金属飾り脚を取り付けていることで、雰囲気的には1/350艦船模型のような趣となりました。赤城と同じく、加賀は左右で非対称の部分が多いため、右舷と左舷で『一粒で二度の美味しさ』を楽しむことができます。



1/700航空母艦『加賀』フルハルモデル、左舷後部よりの全景。飛行甲板後部と最上甲板との高低差が印象的なアングルです。後部両舷には20cm単装砲が装備されており、戦艦として建造されていた時代の名残を感じることができます。



1/700航空母艦『加賀』フルハルモデル、右舷後部よりの全景。赤城と比較して小ぶりな煙突と、コンパクトな艦橋が格納庫の大きさを引き立たせる魅力的なアングルです。飛行甲板上の搭載機は零戦21型9機、97式艦上攻撃機26機として真珠湾第一次攻撃隊の編成を再現しました。



右舷前部の様子。ディティールアップパーツはフジミの「G-up43 日本海軍 航空母艦 加賀 専用エッチングパーツ』をメインに使用し、ファインモールド製ナノドレッドシリーズの12.7cm連装高角砲や25mm連装機銃、探照灯、アンカー&菊花紋章などを組み合わせました。



搭載機は静岡模型教材協同組合から発売されているウォーターラインシリーズの『日本航空母艦搭載機 前期セット』を3箱使用し、脚とスピナーを切り取ってピットロードのPE18『1/700 WWII 艦載機 プロペラ/脚パーツ』のエッチングに取り替えました。



左舷船首付近の様子。船体の横幅からはみ出した巨大な飛行機格納庫と飛行甲板が魅力的です。飛行甲板には0.3ミリ径のドリルを使って等間隔に穴を開け、飛行機繋止用の眼環(パッドアイ)を再現しました。



左舷中央部。9メートルカッターのダビットには、プラペーパーでクライプバンドを自作しました。艦橋床面も併せてピンポイントに配したリノリウムの赤褐色が際立ち、飛行甲板に多数並べられた艦載機と共に模型映えがします。



左舷後部の様子。3基並べられた12.7cm連装高角砲と20cm単装砲、25mm連装機銃群がなかなかの迫力です。スクリューシャフトと菊の御紋章は艶ありのゴールドで塗装し、艶消しの船体との質感の差を強調しました。



右舷前方からの望遠効果を狙った写真です。戦時中の記録映像のような写り方で、改めて加賀の腰高感が伝わって参りました。


**総括**


航空母艦『加賀』のキットはこれまでハセガワベースでしか製作したことがなかったので、今回は初めてのフジミベースでの製作となりました。来年には1/350版の加賀の製作も控えているので、今回の経験を生かして是非ともカッコいい作品に仕上げて参りたいと思います。


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