**実機について**
空技廠の銀河は、日本海軍が一式陸上攻撃機の後継機として開発した双発爆撃機で、当初は陸上爆撃機として正式採用されました。
爆撃機としての戦果で有名なものでは、1945年3月にタイコンデロガ級航空母艦「ランドルフ」の艦尾を大破させたことと、同月、エセックス級航空母艦「フランクリン」に250kg爆弾2発を命中させて沈没寸前まで追い込んだこと等が挙げられます。
高性能機ゆえ、構造の複雑さからくる整備性の悪さが銀河の欠点ではありましたが、現用夜間戦闘機の「月光」よりも高速性、搭載力に勝ることから、20mmまたは30mm斜銃を装備した夜間戦闘機型も製造され、B-29の夜間迎撃において活躍しました。
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