ハセガワ 夜間戦闘機 銀河 11型









Hasegawa 1/72

**実機について**


空技廠の銀河は、日本海軍が一式陸上攻撃機の後継機として開発した双発爆撃機で、当初は陸上爆撃機として正式採用されました。

爆撃機としての戦果で有名なものでは、1945年3月にタイコンデロガ級航空母艦「ランドルフ」の艦尾を大破させたことと、同月、エセックス級航空母艦「フランクリン」に250kg爆弾2発を命中させて沈没寸前まで追い込んだこと等が挙げられます。

高性能機ゆえ、構造の複雑さからくる整備性の悪さが銀河の欠点ではありましたが、現用夜間戦闘機の「月光」よりも高速性、搭載力に勝ることから、20mmまたは30mm斜銃を装備した夜間戦闘機型も製造され、B-29の夜間迎撃において活躍しました。


**キット紹介および製作について**


キットは実機と同じように、陸上爆撃機型から派生した形でリリースされたハセガワのキットです。

パーツの合いは素晴らしく、翼の取り付け角などは何も考えずにただ貼りつけるだけで最適な角度が得られます。

キャノピーはフレームが多く、塗り分けに苦労しますが、これはハセガワのマスキングゾルを3重くらいに塗り重ねて、フレームのモールドに合わせてデザインナイフで切りぬき、マスキングしてエアブラシ塗装しました。

機体は最後に艶消しクリアーでコーティングしましたが、プロペラと脚は光沢を残しておきたかったので、コーティングの後、最後に取り付けました。

塗装が禿げた表現は、暗緑色の下地にシルバーを吹き、上塗り後に爪楊枝で実際に塗膜を剥がす方法で行いました。

暗緑色はパネルラインに合わせてシャドウを吹き、基本の暗緑色および、コクピット色を混ぜてトーンを変えた色を何色か用意し、グラデーションを出してみたつもりだったのですが、完成するとほとんど分からなくなってしまいました(笑)




実は画像を撮影してから、排気管の塗り分けを忘れてしたことに気づきました(苦笑) しかし、4年ぶりの飛行機製作&初めての双発機にしては(キットの良さにも救われて)カッコよく仕上がったのではないかと思っております


**総括**


この銀河は、奈良模型愛好会に入会してから初めての飛行機製作になります。 

奈良模型愛好会にはブルース会長をはじめとして、達人級の飛行機モデラーが複数在籍しておられますし、私自身、飛行機は完全な初心者ですので、皆様の足を引っ張ることのないように、あまり奇をてらったり自分流を前面に押し出したりはせずに、今回は無難な作風を目指しました。 

また、飛行機復帰第一作目ということもあって、まずは組み立てや塗装順序を確認することが第一になりますので、完全な素組で仕上げました。 別売りパーツの使用などは、次回以降に検討したいと考えています。

キットはハセガワのものでパーツ数も押さえ目でシルエットがよく、私のような飛行機初心者にも作りやすいキットでした。 

今回の製作経験を生かして、あこがれのキットでもある、タミヤの一式陸攻を今後1〜2年の間に製作したいと考えています。 

今回の銀河の製作は、展示会という発表の場とはっきりしたテーマを与えていただいたおかげで、新しいジャンルに踏み出すいい機会になりました。



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