タミヤ 1/700戦艦プリンス・オブ・ウェールズ 








TAMIYA HMS HOOD 1/700

この作品は艦船模型製作代行のご依頼を受けて製作したものです。上の写真は手前が戦艦『プリンス・オブ・ウェールズ』、奥が巡洋戦艦『フッド』です。『フッド』が高速性を重視した巨艦であったのに対し、キングジョージ5世級戦艦『プリンス・オブ・ウェールズ』は比較的コンパクトで防御力を重視した設計になっているのが特徴です。





『プリンス・オブ・ウェールズ』と言えば、我々日本人には迷彩塗装が施されたマレー沖海戦時の姿がお馴染みですが、今回はお客様のご希望で迷彩塗装なしの姿での完成となりました。(外舷色は垂直面がMrカラー307、水平面が305です)



右舷後部からの全景。ディティールアップにはトムスモデルのエッチングパーツを使用しました。古い製品ですので少々全時代的な構成のパーツですが、手摺、ラッタル、クレーン、煙突出口、レーダーなどがバランスよくディティールアップされました。また、ポンポン砲などの対空兵装と一部の搭載艇、ウォーラス水上機などは、タミヤの巡洋戦艦『レパルス』用ランナーのパーツに差し替えています。



船首付近の様子。キングジョージ5世級戦艦の魅力と言えば、なんといっても4連装砲塔でしょう。今回は真鍮挽き物の主砲身を使用してシャープさを演出しました。(錨鎖も精密チェーンに交換済みです。)



低く構えた艦橋が印象的な中央構造物の様子。航空作業甲板は中央部に配置され、ウォーラス水上機が鎮座しています。左右両舷に背負い式に搭載された砲塔は高角砲ではなく、対空・対水上の両方に使用可能な13.3cmの連装両用砲です。



第一煙突両脇には飛行機格納庫が置かれ、その上にはポンポン砲の砲座が置かれています。船尾付近の様子。後部マスト付近には多数の搭載が配置されていますが、『フッド』が比較的余裕のあるレイアウトがなされているのに対し、『プリンス・オブ・ウェールズで』では若干キツめの配置がなされています。  


**総括**


キングジョージ5世級戦艦は少年時代から好きな船でしたので、このタミヤのキットはこれまで何度も製作してきました。この10年ほどで、非常に多くの1/700艦船模型キットの新製品が発売されてきましたが、このように組みやすく、ディティールのバランスもいい製品はそう多くはないような気がしています。(このあたりは、さすがに安心のタミヤクオリティ)

今年の年末か来年の年明け頃には、1/350版のプリンス・オブ・ウェールズの製作ご依頼も控えているので、個人的にも作業を楽しみつつ、お客様にご満足いただける作品に仕上げていこうと思います。


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