タミヤ 1/700巡洋戦艦フッド 








TAMIYA HMS HOOD 1/700

この作品は艦船模型製作代行のご依頼を受けて製作したものです。上の写真は同時に製作をご依頼いただいた、『プリンス・オブ・ウェールズ』(写真奥)とのツーショットです。どちらも同じ英国艦ですが、建造年代に開きがあることも手伝ってか?2隻のサイズはかなり違いがあることが分かります。





巡洋戦艦『フッド』全景。見れば見るほど端正なスタイリングをしています。実艦はビスマルクとの砲撃戦により壮絶な最期を遂げたことが良く知られていますが、工期2年を費やす近代化の大改装が予定されていたということですので、艦船ファンにとっては改装後の姿がどのようなものになる予定だったのかも気になるところです。



右舷後部から。全長262メートルにもなる長大な船体と低い乾舷、そしてクラシカルな構造物が大変魅力的です。



ディティールアップには、主にトムスモデルとピットロードのエッチングパーツ、そしてマスターモデル製の真鍮主砲身を使用しました。トムスのパーツはタミヤキット用に設計されていますが、ピットロードパーツは自社キットに合わせた設計ですので、一部を加工しています。また、ポンポン砲などの対空兵装はタミヤのレパルス用パーツに交換し、船首の錨鎖には精密チェーンを使用しました。



『フッド』は1930年代には水上機を搭載していましたが、すぐ降ろされてしまったので基本的には搭載機なしの状態がお馴染です。広大なシェルター甲板に多数の搭載艇が余裕を持って並べられているところが良いですね。



船尾の様子。タミヤのキットはパーツ数も適度で組み立てやすく、古さを感じさせない素晴らしい製品でした。 


**総括**


巡洋戦艦フッドは艦船ファンには良く名の知れた名艦ですが、フッドの製作は意外にも今回の製作が(スケール問わず)初めてとなりました。写真や知人の作品などでその姿はある程度見慣れてはいるつもりではあったのですが、いざ自身で作ってみて初めて見えてくる魅力もたくさんありました。非常に巨大な船体にも関わらず、観測機などを積んでいないこともあって甲板上のレイアウトにも余裕があり、流麗な艦容を崩すものも一切ありません。スピードと砲戦能力に特化したその姿は、まさしく巡洋戦艦のあるべき姿という気がします。

キットはそれほど新しい製品ではありませんが、組みやすさと精密感のバランスの良さはさすがタミヤと唸らされました。今回はこの素晴らしいキットをベースに比較的オーソドックスなディティールアップを施していますが、キットの設計が良いこともあって手の入れ甲斐がありました。 塗装に関しては英国艦は水平面と垂直面の塗り分けが美しいので、清潔感のある仕上がりが映えると考え、汚し塗装は控えめとしています。


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