**総括**
巡洋戦艦フッドは艦船ファンには良く名の知れた名艦ですが、フッドの製作は意外にも今回の製作が(スケール問わず)初めてとなりました。写真や知人の作品などでその姿はある程度見慣れてはいるつもりではあったのですが、いざ自身で作ってみて初めて見えてくる魅力もたくさんありました。非常に巨大な船体にも関わらず、観測機などを積んでいないこともあって甲板上のレイアウトにも余裕があり、流麗な艦容を崩すものも一切ありません。スピードと砲戦能力に特化したその姿は、まさしく巡洋戦艦のあるべき姿という気がします。
キットはそれほど新しい製品ではありませんが、組みやすさと精密感のバランスの良さはさすがタミヤと唸らされました。今回はこの素晴らしいキットをベースに比較的オーソドックスなディティールアップを施していますが、キットの設計が良いこともあって手の入れ甲斐がありました。 塗装に関しては英国艦は水平面と垂直面の塗り分けが美しいので、清潔感のある仕上がりが映えると考え、汚し塗装は控えめとしています。
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