スタジオ27 1/24 フェラーリ F40GTエボルツィオーネ








STUDIO27 1/24 FERRARI F40GTE

この作品は、2012年9月の奈良模型愛好会第五回展示会のカーモデル小テーマ『ル・マン24時間レース』に出展する目的で製作した、フェラーリF40GTEです

1996のル・マン24時間レースに参戦したシェルカラーの59号車で、ベースキットには今回初めてスタジオ27製のレジンキットを使用しています。

カーモデルのレジンキットは初めての製作だったため、完成までに半年間と、試行錯誤を重ねることになりましたが、満足のいく完成度が得られ、今後の製作に向けて弾みがつきました。





1/24F40GTE、側面から。以前製作したフジミのF40LMとは異なり、ボディラインはきっちりと実車を研究して作られていることがよく分かります。F40の流麗なフォルムには、やはりロッソコルサがよく似合いますね。



キットは、ボディとシャシーはレジン、その他のパーツはホワイトメタル、ガラスはバキュームフォームというガレージキットです。 艦船ではガレージキットは充分作り慣れていますが、1/24では初めての製作になりました。(1/43は経験アリ)



F40はリアウインドウから内部がよく見える車ですので、フレームの一部やインタークーラーなどは敢えて塗装せずに磨いて艶を出し、メタルプライマーで保護しました。 ボディカラーはガイアの黒サフ→グレーサフ→フィニッシャーズのファンデーションホワイト→ファンデーションピンク→シルクレッド→オートクリアという順番に塗り重ねています。



制作中の様子。内部パーツはボディ内側とあちこち干渉するので、かなり削りこまなくてはいけませんでした。また、ライトレンズはクリアレジンのパーツが白濁して使えなかったので、ヘッドライトおよびサイドマーカーはウェーブのHアイズ、テールレンズはフジミのF40LMのパーツを取り寄せて流用しました。

ヘッドライト本体のメタルパーツやリアウイングは極端に合いが悪く、ウイングは3ミリ程度幅を詰め、ヘッドライトもそのままでは斜め上を向いてしまうので、メタルパーツ、レジン製ボディの両方を削り込んで調整しました。結果、不自然になることなく調整できたので満足しています。


**総括**


1/24カーモデルのレジンキットの製作は初めての経験だったのですが、最初に苦労したのはボディの仕上げで、完全に梨地状態になっているボディにプライマーを吹き、磨いてはプライマー、磨いてはプライマー・・・という処理を重ねて表面を平滑にし、内装やエンジンはキット指定のまま組み上げるとボディがはまらなくなるので、あちこち削って組みあがった時には、半年が過ぎてしまいました。(苦笑)

完成すればそれなりの雰囲気があって素晴らしいですが、製作の苦労を考えると、今後、スタジオ27のキット製作は年一作未満になるかな?というのが素直な感想です(笑)

とはいえ、このF40GTEをはじめとして同社のキットのラインナップは大変魅力的で、特にル・マンカーのファンには見逃せない車種ばかりですので、次の機会もまた楽しみに待ちたいと思います。

ちなみに1/24でF40の製作はタミヤ、フジミに引き続いて3メーカー目になるので、いつかはその他のメーカーも含めて1/24でフルコンプリートできる時代がくればと(気の長い話ですが)思っております。


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