フジミ 1/24 フェラーリ F355チャレンジ








FUJIMI 1/24 FERRARI F355CHALLENGE

この作品は、2012年10月の京都合同展示会出展に向けて製作したものです。

フジミのキットをベースに、デカールの変更や塗装変更、小加工等の小ワザを駆使して実車のイメージに近づけるべく、努力しました。





デカールはキットのものは実車とマーキングが異なっていたので、ミュージアムコレクションとアクステオンのものを使用しました。F355チャレンジの基本的なマーキングは、セガのレースゲームに登場していた車両が大変参考になりました。



チャレンジグリルは、ノーマルグリルを黒塗装することで妥協しました。リアウイングはキットには付属していないので、セミスクラッチで対応しました。



↑リアウイングは、アオシマのGTウイングセットからメインフラップのみを使用し、ステーやエンドプレートはコンマ4ミリのプラ板で自作しました。


↑室内はアクセントとしてステアリングを赤く塗装した他、シートベルトをスタジオ27のF40GTE製作時の余りのパーツに変更しました。 OMPのロゴは付属していないので、その部分のみ、キットのシートベルトデカールから切り出したものを貼り付けています。 


↑車高はかなり高かったので前後で2ミリほど落とし、フロントのトレッドはかなりナローでしたので、アップライトとディスクブレーキの間に1ミリのプラ板を挟んでワイドにしました。

ボディ塗装は、ガイアの黒サフ→フィニッシャーズのアクリルプラサフ(グレー)→ファンデーションホワイト→ファンデーションピンク→リッチレッド→オートクリアの順番で、研ぎ出しは2000番の耐水ペーパーで仕上げたあと、フィニッシャーズのコンパウンドファイン→コンパウンドミクロを順番にかけました。 


**総括**


キットは、フジミの1/24『フェラーリF355チャレンジ』ですが、正直、このキットの名称は名ばかりのもので、実際にはノーマルのF355に348チャレンジ用のロールケージとバケットシートをセットしただけで、F355チャレンジの外観上の特徴となるチャレンジグリルやリアウイングは再現されず、マーキングも、実車の実戦時にはシェルのスポンサードを受けていたはずなのに、プレゼンテーションモデルのマーキングを参考にしたと思われる、アジップのマーキングが付属、しかも実車のホワイトメインのカラーではなく、なぜかグレー一色という、謎めいたキット構成になっていたため、ミュージアムコレクションとアクステオンのデカールを投入して、マーキングの補填を図ることになりました。

また、ホイールは一応スピードライン製に似た形状のものが付属していますが、ホイール径、タイヤ外径ともに明らかに実車より小さいものでしたので、不足しているディティールも含め、製作には難航が予想され、長いあいだ『積みキット』と化していました。

ハセガワの348を製作した後だっただけに、納得のいくスタイルにするのは難しかったですが、タイヤとホイール径および、修正のし様がないボディ形状(実車は上から見たときにもう少し『くさび型』になっているイメージ)を除いては、これがなんとか妥協点ではないかと思います。

F355のスタイリングを含めて、この時代のフェラーリのマーキングやカラーリングは気に入っているので、無事に完成できて良かったです。


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