2006年、8月20日 奈良ドリームランド 最期の写真集
『HIGH-GEARed's HOBBY WORKS!!にまたしても遊園地情報???』
2004年に「あやめ池遊園地」の最期の写真集をアップして約2年。 2006年夏には、なんと奈良は
もとより、一時は西日本を代表する遊園地のひとつでもあった、奈良ドリームランドが閉園になると
いう、大変ショッキングな情報をキャッチしました。
HIGH-GEARedは別段遊園地好きという訳でもありませんし、遊園地に連れて行く子供がいるわけ
でもありませんので、通常ならこのようなレポートが作られることはないのですが、閉園ともなれば、
やはり話は変わってきます。
あやめ池遊園地に続いて、閉園前の最期の姿をその目に焼き付けておこうと、念入りに取材を行
ってきました。
まず、最初に「奈良ドリームランド」の情報を記載しますと、開業は1961年、敷地面積はおよそ50万
平方メートル、1955年に開園したアメリカのディズニーランドを模して、東京ディズニーランドの開園
よりも20年以上前に、奈良市内に堂々とオープンしました。
敷地内には、「未来の国」「幻想の国」「冒険の国」「過去の国」「メインストリート」など、たくさんのエリ
アが作られ、本格的な鉄道や、モノレール、潜水艦のアトラクションなど、従来の一般的な遊園地と
比べて一歩も二歩も進んだ大テーマパークが形成され、大きな話題を呼びました。
HIGH-GEARedが少年時代を過ごした1970年代末〜80年前半にかけては、既にいくらか規模が縮
小されていたようですが、それでも日常から一歩抜け出したような、そのメルヘンな世界は、まさしく
「夢の国」という名をつけるに恥じない、素晴らしい場所であったように思います。
また、この「奈良ドリームランド」には、兄弟テーマパークとも呼べる「横浜ドリームランド」が存在し、
2003年まで営業が続けられましたが、残念ながら閉園、この「奈良ドリームランド」もそれに続くかたち
で、2006年8月末を持って、閉園となりました。
↑駐車場で車を降りて、すぐにたどり着くのがこのメインゲートです。ここに来るのは7〜8
年ぶりになるでしょうか?学生の頃は、毎年お盆の時期になると打ち上げられる花火を
見る目的で時々来ていましたが、このように日中に来た記憶となると、やはり20年以上前
まで遡らねばなりません。右上に見える洋風の建物は、敷地外周に敷かれた鉄道の発
着駅「ドリームランド駅」です。
↑これがその「ドリームランド駅」。ヨーロッパのローカル線を思わせる、美しいデザインで、
高いところに建てられていることも手伝って、なかなか雰囲気のある建物に仕上がっています。
↑駅舎の下をくぐると、次にこのようなトンネルがあるので、そこを抜ければいよいよメインスト
リートに出ることができます。
↑奈良ドリームランドには、西日本最大級の流水プールと、やはり最大級の滑り台が
併設されています。このプールが完成したのはHIGH-GEARedの少年時代で、当時
は友人達の間でも大いに話題になりました。(同級生達と一緒に来たこともあったよう
な?でも「あやめ池遊園地」のプールだった気も・・・記憶はさだかではありません)
↑流水プールの他にも造波プール、こどもプール、ファッションプールなどの各種プール、
そして滑り台の類も豊富に取り揃えてあります。この日は、遊園地の取材もそうですが、プ
ールに入ることがメインでの来訪だったため、アトラクションの写真のほとんどは夕暮れ時
の撮影となってしまいました。
↑メインストリートに通じるゲート。ストリートにはアーリーアメリカンなスタイルの建物が立
ち並んでいます。
↑これがそのストリートの様子。以前はこの建物全てが、売店なり食堂なりとして営業して
いた模様ですが、現在ではそのおよそ半分が閉鎖されていました。
↑なかなかスゴい色調です。(笑) この手の町並みはテーマパークには欠かせません。
3年半ほど前に、九州のハウステンボスを訪れたことがあったのですが、あちらの町並み
は、実際に街として機能していて驚かされました。ハウステンボスのレポートも書きたかっ
たのですが、なかなか時間が取れず、結局アップできませんでした。(苦笑) 船がたく
さん見れたので、機会があれば船関係だけでも紹介したいのですが・・・。
↑こうしてみると、奈良ドリームランドの町並みも、なかなか凝った作りになっています。メ
インストリートから外れた路地にある建物を少し小さめ作る事で、遠近感を強調している
ようです。手前の青い建物の出窓の作りにも、職人のこだわりが見えます。
↑メインストリートの中央にあるこれは何でしょう?実は、これは昔敷設されていた軌道を
埋め立てたものです。良く見ると、ガイドレールも見えます。実は、HIGH-GEARedが少年
の頃、この通りには夢溢れる軌道馬車が走っていました。
↑これが、パンフ。に掲載されていた軌道馬車。現在では廃止されてしまっていますが、
なかなかカッコいい写真です。(笑) 背後に見えるメインストリートの建物も、今ほど どぎ
つい色でもなく落ち着いていて、こちらのほうがセンスが良いのになと、当時を惜しむ
気持ちが沸いてきます。
↑メインストリートを抜けると、奈良ドリームランドのシンボルのひとつでもある、「夢の国
のお城」が姿を現します。この城の色彩も、以前はもっと落ち着いた色でした。新しく
塗装変更を行ったデザイナーは、どうもピンクと紫が好きみたいです。このお城、1970
年代以降の世代の人間が見ると、東京ディズニーランドのシンデレラ城を真似して造っ
ているように見えますが、実は奈良ドリームランドの城の方が20年も先に完成しているの
です。やはり、城のモデルはディズニーランドと同じ、フッセンにあるノイシュバンシュタイ
ン城でしょうか?
↑ドリームランドのオリジナルキャラクター「ドリちゃん」。真夏の炎天下に、この着ぐるみ
に入って職務をコナしていくのは大変な重労働と想像しているのですが、子供たち相手
ならともかく、三十路が近いHIGH-GEARed世代の人間にまで、わざわざこのようにポー
ズを取ってくれるあたり、最期の最期まで自らの職務への責任を果たそうとする職員の
心意気が見て取れます。
↑ではここで、奈良ドリームランドが誇るオリジナルキャラクター諸君を一気にご紹介してい
きましょう。 メインキャラクターのドリちゃんとランちゃんのキャラクターデザインは悪くないと
思うのですが、その他の愉快な仲間達のデザインはいかがでしょう?
↑まぁ、デザインはともかくとして、このネーミングセンスはいかが
なものかと?(笑) しかも同級生の集合写真の撮影日に欠席した
生徒よろしく、単品の合成追加写真を見る限り、あとから追加され
た即席キャラであることは、想像に難くありません。(爆)
↑お城の前には噴水があり、オリジナルキャラクターが戯れ、夢を求めてやってきた少年
少女をもてなします。お?先ほど紹介したばかりの「パン田」氏もおられますね。
↑そしてこれは最もにぎわっていた頃のメインストリートと噴水前の広場の様子。当時は
軌道馬車以外に、花時計まで維持管理されていた模様です。来援しているお客さんの
人数も相当なものですね。
↑そしてこれが現代のドリームランド内の地図です。左下に神社のマークがありますが、
これは「ドリーム神社」という施設で、ちゃんと神様を御祀りしてあったそうです。HIGH-GEARed
の母の親友が、学生時代に巫女さんをしていたそうで、本人から聞いた話なので間違
いありません。(笑)
↑奈良ドリームランドには様々なアトラクションがありますが、中でもジェットコースターにあ
たるアトラクションは大変豊富です。これもそのひとつですが、比較的低年齢向けに作ら
れているもののようで、スピードはそれほど速くはありません。
↑こちらはループ入りのコースター。まだループが全国的にも珍しかった頃に導入された
もので、距離は短いですがそれなりに乗り応えがあります。HIGH-GEARedも4回ほど乗車
した記憶があります。
↑そしてこれは「奈良ドリームランド」が誇る木製ジェットコースター、その名も「ASKA」
です。関東の有名な遊園地と比べ、あまり知られていませんが、実はこの「ASKA」、
テーマパークファンには結構知られた存在で、ライブドアのアトラクション情報でも、
『日本では間違いなくトップクラスの強烈なジェットコースター』と紹介され、同記事を
掲載しているパブリックジャーナリストによれば、「これより強烈なものは、ロサンジェ
ルスにあるマジックマウンテンのVIPERのみ」ということだそうです。
このジャーナリストの言うことが本当なら、この「ASKA」は世界で二番目に強烈なコース
ターということになります。そんな禍々しいコースターが、奈良にあったとは知らない人も
多いでしょう。木製コースターは現在では各地に点在していますが、塗装されず木目が
露出したコースターというのも、また稀な存在という気がします。
↑急降下の角度はこのとおり。実はHIGH-GEARedは過去に2回乗車しています。この
急降下では、尻が座席から浮き上がり、バーに押し付けられる強烈な縦Gを体験しました。
↑今だから言えることですが、実はHIGH-GEARedが乗車した翌日に、この「ASKA」は
事故を起こしました。コースターの底にぶら下がっているウエイトが外れて乗客に当たっ
て怪我をしたとか、そのような内容だったと思いますが、詳しく覚えていません。やはり6
〜7年前の出来事だったと思います。
↑フレームに近づいて写真を撮ってみました。仕組みはこのように単純なもので、釘の
打ちっぱなしとボルトと金具で組み立てられています。しかも釘の打たれた部分には
ところどころクラックも入っていて、命を預ける気にはあまりなれません。木でできている
から安全とも言えるのでしょうが、上をコースターが通過するたびにギシギシと撓るフレ
ームを見るに、実体験以上の恐怖感を感じる名アトラクションと言えるのかもしれません。
↑そんな恐ろしいアトラクションはゴメンだ!俺はもっと夢のあるアトラクションが良い!
という方には、このジャングルツアーがオススメです(と言っても、もう閉園してますが・・)。
これもドリームランドを代表するアトラクションのひとつで、凶暴な動物や、原住民の
襲撃を掻い潜りながらアマゾンを駆け抜けるクルーザーの旅が満喫できるものです。
(これが夢があると言えるのか微妙ですかね?)
↑アトラクション名は「カバヤマ船長のジャングルツアー」。相変わらずステキなネー
ミングセンスで少年少女を魅了します。
↑この方が、うわさのカバヤマ船長。本名「カバ山ゴリ男」氏です。物静かで非常にやさしい
ジャングル生まれのハーフだそうです・・。(ハーフって、ま、まさか人間とカバのハーフとか!?)
↑今回は残念ながら行列が激しすぎて乗船することがかなりませんでしたが、これが全体
のコース図です。ライオンやトラに混じって蝙蝠や大蛇などの禍々しい生き物はいる
わ、謎の原住民はいるわで、未知の世界への旅立ちを期待させてくれます。
↑ワニに囲まれる巡航艇。迫り来る生命の危機の中、少年少女達は意外と平然としています。
きっと、ジャングル生まれのやさしいカバヤマ船長が助けに来てくれることを期待しているのでしょう。
どうでも良いことですが、2000年前後に、奈良市内で本物のワニが目撃されたということが話題に
なったことがあります。 しかも、目撃された場所が、かつて大和の国に君臨した豪族、和珥氏
(わにし)のいた付近だったということらしく、意味不明な注釈が付いていました。。しかしどう考えても、
「豪族のワニ氏は関係ないだろ?」というツッコミが聞こえてくるようです・・・。(爆)
↑「ASKA」や「カバヤマ艦」のような広大な敷地を必要としたアトラクションのほかにも、
このような据え置き型の回転系アトラクションも、奈良ドリームランドには多数存在します。
↑このような禍々しく蠢(うごめ)く生物に乗り込むアトラクションも、ショッピングセンターの屋上
などに配置されているものと同じ規模のものです。
↑これも回転系のブランコ。高度を上げたり下げたりしつつ回転します。
↑メリーゴーランドといえば、一般的には馬や馬車に乗りこむメルヘンなものをイメージ
しますが、これは馬や馬車が宇宙船的な感じの乗り物に変えられた、サイバーなメリー
ゴーランドです。
↑サイバーゴーランドの屋根には、このようなサイバーなキャラクターがレリーフ化され
て取り付けられていました。中世の騎士が変形ギター(ランディーローズVをイメージか?)
をかき鳴らしつつ、両肩が燃え上がっている、臨場感溢れる情景が描かれています。。
↑こちらではマジンガー的というかガンダム的というか、謎のヒーローロボがシルクハッ
トを被って社交ダンスに興じています。 彼らにもう会えなくなると思うと、寂しさをぬぐ
いきれません。
↑この手の空中ブランコは、上部のリングごと落下する瞬間をホームビ
デオで偶然捉えた、海外の衝撃映像などで特に有名です。
↑このアルプスの山はコンクリート製で、HIGH-GEARedの自宅からも見えます。中には
ロープウェイとボブスレーというジェットコースター系の乗り物が組み込まれていたのです
が、ロープウェイは既に廃止されてしまったようで、残されたロープが寂しさを感じさせます。
↑そしてこれはモノレール跡。これも2003年前後に廃止された模様です。モノレール
のアトラクションは、全国でもこの奈良ドリームランドと横浜ドリームランドにしかなかった
模様で、名物のひとつでもあったわけですが、こうした名物がどんどん消えていくに
連れ、奈良ドリームランドの閉園も現実味を帯びてきたのだろうと思わされるしだいです。
↑寂れていく様子ばかり書いているとさみしくなってし
まいますので、ここからはしばらくノンストップで、
奈良ドリームランド華やかなりし時代を紹介していきま
しょう。これはロープウェイとモノレールが現役だった
頃の写真です。モノレールのデザインなどを見ると、
先頭車両は大型の曲面ガラスを使用した流線型のも
ので、当時の少年少女達には、さぞ先進的な乗り物
に見えただろうと想像することができます。
↑潜水艦サブマリン。船体はレールの上を走り、甲板部分は
水上に浮いているのですが、いざ乗艦してしまえば、座席は
吃水線以下にあるため、気分は海底深くまで潜航可能です。
指令筒の側面には旭日旗が描かれ、以前は「潜水艦大和」と
いうアトラクション名で運営されていました。
↑カメボートと竜宮城!奈良ドリームランド
は以前「幻想の国」「冒険の国」「過去の国」
「未来の国」という4つのエリアに分けて運営
されていたのですが、これはその中の「幻想
の国」に設置されていたものです。
↑市民ホールと二階建てバス。バスはトラックのフレームを利用しているみたいですが、
この写真では詳しいことはわかりません。以前にハウステンボスで見たバスは、トラック
のフレーム流用で組み立てたもののようでした。
↑これも今では見られない過去の国。江戸の情緒だたよう日本町
です。テーマがひとつではないので、一回で何度も楽しめるのが、
ドリームランドのウリだったようですね。 他には本物ソックリに作ら
れた厳島神社もあったそうです。
↑これは過去の国にあった「武家屋敷」。物々
しい大筒が多数配置してあります。エゲレスや
メリケンの襲撃に備えている幕末のイメージでしょうか?
↑圧巻は、この帆船「おしょろ丸」と外輪船です。船が好きな人なら、
1900年代から1920年代にわたって活躍した練習船「忍路丸」がモデ
ルになっていることが分かると思います。帆船まで揃えているテーマ
パークは全国的にも少ないでしょうし、内陸部の奈良の山中に帆船
まで用意していたとは、まさに驚かざるをえません。
↑さきほど二階建てバスと一緒に映っていたT型フォードそっくりなクラシックカーは、
単独のアトラクションとして、コース付きで運営されていました。どのようにして作られた
のかよく分かりませんが、パッと見、博物館においてあっても違和感のないような完成度の
高さに仕上がっています。
↑側面からの様子。タイヤ、ホイールもしっかりと作られており、実用に耐えうる設計と
組み立てがなされています。妙なディフォルメはなく、ちゃんと4人乗れるように作られ
ていて、中途半端な映画の大道具よりよっぽどまともな代物です。
↑エンジンは空冷の様で、耕運機などに付いているものに似ています。この手のエンジンは
2ストロークのイメージがありますが、最近は4ストロークのものも多いようです。
↑クラシックカーよりも、モーターレーシングにあこがれる少年(稀に少女)の為に、このよう
なゴーカートももちろん容易されています。ノーズまわりのデザインは初期のシャパラル
の影響を受けているでしょうか? 複雑な造型ですが、かなり実物のイメージに近い仕上
がりです。
↑リアビューは誰がどう見ても、あの幻のマシン「ランボルギーニ・イオタ」をイメージ
しているように見えます(ミウラにも似ていますが)。ルーフ(?)の後部のスリットは、
ランチアストラトスにも採用されているデザインですね。 将来のフェルナンド・アロンソ
(稀にダニカ・パトリック)を目指す子供達の夢を乗せてコースを疾走します!
↑ガレージの側面に書かれた絵。やはり全体的には70年代初期のイメージでしょうか?
レーサーの目が据わっていて、命がけの世界に身を投じている様子が伺えます。70年代
といえば、実際のモータースポーツ界においても死亡事故の多かった時期ですよね。
↑ジェットコースターやメリーゴーランドを合わせて、遊園地に欠かせない乗り物、急流
すべりです。こうしてみると結構な角度がついていますね。
↑遊園地内のゲームセンターといえば、以前は体感ゲームが主流でしたが、現在では
このようにクレーンゲームが主流です。レースゲームは、ナムコの「ファイナルラップ3」
セガの「インディ500」などがありました。あやめ池遊園地が「アウトラン」を現役で使って
いたことを考えれば、比較的新しいラインナップと言えます。
余談ですが、以前「インディ500」のプレイステーション版(タカラ)のBGM(中級コース)が
大いに気に入り、バンドで耳コピーしてライブにて演奏したことがあります。 アーケード
版とプレステ版とでメーカーは違うのですが、なぜかBGMはソックリで、同じ人が作曲し
たのではないか?という疑問を持っています。
↑さて、ここからは奈良ドリームランドが誇る「カプリプール」のご紹介です。この水垢
まみれのゲートをくぐると、西日本最大級のプールはすぐそこです。
↑脱衣所近くの様子。プールから上がって着替えてからの撮影ですので、既に日が傾
いています。 最期の夏とあって、お客の人数もかなりのものでした。
↑南国の香を(屋根瓦に)漂わせる売店。ジュースの値段が高いのは、このような場所柄
やむをえないでしょう。
↑わらぶきのパラソルも南国ムードたっぷりです。プールの周りにはいくつものコテージ
が点在し、使用料金を払うことで、丸一日貸切で使えるサービスも行われていました。
↑出来た当時は大変珍しかった造波プール。想像以上に大きい波が発生し、驚かされ
ます。相当な水圧に耐えられるように設計してあるハズの腕時計に水分が浸入し、致命
打を被る程の威力でした。(汗)
↑プールから上がったあとに、体を洗うシャワー。HIGH-GEARedはこの夏、海に
一回、プールに一回と、二回泳ぎに行きました。
↑子供用プールと滑り台。滑り台は現在使用は停止されていた模様でした。
↑それもそのハズ。横から見るとこのような急角度になっています。たしかにこれは子供
に使わせるにはあまりにデンジャラスというものです。
↑これは西日本最大級の流水プール。一周の距離は500メートルで、時間は8
分もかかります。2006年夏は、流水プールの整備不良で死亡事故が発生した
ことが話題となっていましたが、そんなことは関係ないと言わんばかりの盛況
ぶりでした
↑こちらは50メートルの高さから滑り降りる「アルディーラ」。徐々に加速しつつ、最終的
な落下速度はかなりのもので、これもドリームランドの名物のひとつとして君臨しました。
↑これは子供用の滑り台ですが、左右に回転しつつ降りていく仕組みは、ロングスライダ
ー「ヒューストン」をイメージしたものです。
↑そしてこれがその「ヒューストン」です。アルディーラと同じく、ドリームランド名物のひと
つですが、維持管理にあまりに手間がかかっているためか?これだけは有料になっています。
HIGH-GEARedは一度も滑ったことがないのですが、最期の話の種に滑っておけばよかった
かな?と、少しばかり後悔してしまいました。
↑くれなずむ「ドリームランド駅」。奈良ドリームランド最期の写真集のしめくくりとして、この
ドリームランド駅を発着する列車を紹介して、このレポートをシメたいと思います。ヨーロッ
パのローカル線を意識したと思われるこのオシャレな駅舎とも、今回でお別れかと思うと、
いよいよさみしさがつのってきました。
↑2両の客車を牽引する機関車はこれです。鉄道に興味のある方でしたら、明治時代に
北海道で活躍した、HKポーター社製 7100型蒸気機関車「弁慶号」がモデルになって
いることがお分かりになると思われます。 動力はディーゼルの様ですが、特徴的なカウ
キャッチャーや、ダミーとはいえ、ちゃんとロッドまで取り付けられている姿はなかなかの
迫力です。
↑客車もオープンデッキを持つ7100型用の客車に若干似ていますが、こちらは
さらにレトロな2重屋根を再現してあります。カラーリングはちょっといただけませ
んが、この色だけもブドウ色または青大将とすれば、鉄道関連のイベントに使っても
遜色のない立派な車両に仕上がりそうです。
↑こうして見ても、やはり素晴らしい完成度です。このような立派な車両も、ドリームランド
閉園の後は、悲しく解体されてしまうのでしょうか?
↑軌道上を走行する列車は一編成のみとあって、腕木式信号機
は稼動していませんが、どうやらモノ自体は本物のようでした。
↑暮れなずむ空に向かって、乗客を乗せてかけあがるジェットコースター。このようなロマ
ンチックな情景を見ることは、もう二度とできません。
しかし、開園から40年以上に渡って、子供達に夢を与え続けてきたドリームランドを、我々
はけして忘れないでしょう。
あやめ池遊園地、奈良ドリームランドと、奈良を代表する遊園地は次々と閉園に追い込
まれ、奈良県内に残る遊園地は、もう「生駒山上遊園地」のみとなりました。 しかし、この
ような状況を見るに、生駒の経営状況はいかがなものか?
またHIGH-GEARed HOBBY WORKS!!に、遊園地の最期のレポートが増えないように
祈りたいです。
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