株式会社西鉄シティホテル 『マリエラ』




リゾート感覚で楽しむ博多湾上の貴賓席

総トン数499トンの比較的小型な船体に専門デザイナーが手掛けたインテリアや調度品がセンス良く配置され、非常にラグジュアリーな印象を受ける『マリエラ』。 

西鉄グランドホテルの一流シェフが腕をふるう拘りの一流フレンチを味わえば誰もがこの船のファンになることは間違いありません。


外観および全体像



マリエラ全景。全長40m、総トン数499トンと、レストランクルーズ船としては比較的小ぶりのサイズです。建造は、同じ九州の長崎で活躍するパールクィーンと同じ前畑造船、主機は900馬力のものを二機備えています。


正面から見ると、マリエラの構造はふたつの船体を横に並べた双胴船であることがわかります。観光用のクルーズ船に相応しく、手入れのよく行き届いた白い塗装が眩しいです。

エントランスと共有スペース



受付と待合室の様子。マリエラの受付は、博多港の大型商業施設『ベイサイドプレイス博多』内にあり、博多駅からは路線バスでおよそ15分の距離にあります。待合室には売店とテイクアウト可能なパフェのお店も隣接しており、巨大なアクアリウムも併設されているため、待ち時間も退屈することはありません。


待合室から乗り場のある岸壁までの通路には天幕が張られており、雨天や日差しの強い日も安心です。乗船口にはスタッフが二名以上待機しており、足の不自由の方にも安心の備えがなされています。


乗船して最初にアクセスすることになるアッパーデッキのエントランスの様子。ここは売店のスペースも兼ねており、マリエラオリジナルグッズやマリン雑貨など、博多湾クルーズの思い出の品を購入することが可能です。このフロアには収容人数130名を誇るレセプションホール『プリムヴェール』があり、ウェディングやパーティなどの会場として利用されています。


ワンフロア下は、お手洗いおよび洗面所のスペースとなっています。このフロアの共有スペースはあまり広くはないですが、細かな調度品に至るまで、高級感の行き届いた仕上げがなされています。


エントランスのあるアッパーデッキより、ワンフロア上のプロムナードデッキに上がる階段の様子。高級感を意識した仕上げは高級フレンチをウリとしたクルーズ船ならではです。


ここは、プロムナードデッキの更に上のフロアになる、フライングデッキです。開閉式の屋根で、海の上から青空や夜空を楽しむことができ、船尾側の舵輪のレプリカは、記念撮影の場所としても最適です。


写真左は、船尾側の光景。写真右は、これまでマリエラで挙式や披露宴を挙げてきたカップルのお名前を刻んだ銘板です。


マリエラのフライングデッキの大きな特徴として、操舵室のウイングに出ることができ、前方展望が楽しめることです。このクルーズの日は晴天だったこともあり、気持ちの良い潮風を楽しむことができました。

レストランの紹介



ここはプロムナードデッキ船首側のビューサロン『ヴィオレット』。収容人数は72名で、窓が大きく取られ、非常に明るい室内が印象的です。


ビューサロンの名が示すとおり、このレストランからは美しい前方展望を楽しむことができます。美しい景色と美味しいお料理、そして最高のサービスは優雅な船旅のイメージそのものという気がします。


ここはプロムナードデッキ中央部にある、ロイヤルルーム『オルキデ』です。この日は仕切りが取り付けられていましたが、仕切りを外すと最大16名を収容可能だそうです。内装はシックに仕上げられ、ゆったりと落ち着ける豪華な個室という印象です。


こちらはプロムナードデッキ船尾側にあるカップルシート『イリス』です。三面がワイドな窓に囲まれた、全て窓際の”特等席”です。夕方から夜にかけてのクルーズは、特にロマンチックでしょうね。 マリエラはけして大きな船ではありませんが、すみずみまで神経が行き届き、おもてなしの心に溢れた素晴らしい船でした。


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