株式会社フェリーさんふらわあ 『さんふらわあ こばると』




高度経済成長のシンボルと呼ばれた名門中の名門
現在は 商船三井出資のさんふらわあ会社から3航路の中流フェリーを運行中

国内を代表する豪華フェリーとして一時代を築いた『さんふらわあ』の名を引き継ぎ、伝統の大阪〜別府を結ぶ『さんふらわあ こばると』。 白い船体に描かかれたお馴染みの太陽のシンボルマークが流麗な船体に美しく映えます。

古き良き日中の船旅を再現したデイクルーズや、ハロウィンクルーズなどの新企画も続々登場!今後も『さんふらわあ』からは目が離せません。


外観



「さんふらわあ こばると」は、総トン数9,245トンで全長は153.0m。長距離フェリーとしては比較的中型サイズで、同社が2013年現在運用している6姉妹の中では、姉妹船の『さんふらわあ あいぼり』と並んで最も小型です。今回は全景をうまく写すことができなかったのですが、2012年3月に撮影した『あいぼり』の写真があったので、画像左上に標示させていただきました。

待合室から船内へのアクセス



受付および待合室は大阪南港のイベントショッピングモール「ATC」にあります。この施設は旅客船用のターミナルとして設計されたわけではないようで、待合室には港の様子を伺うことのできる窓もなく「ビルの一室」といった、少々殺風景な雰囲気でした。


しかし、待合室から船内へのアクセスは少々距離があるものの、屋根付きの回廊で階段などもなく、ほぼバリアフリーに近い状態(段差が一箇所あるのみ)で、雨の日も快適に乗船が可能なように配慮されていました。回廊の壁には、関西汽船時代の名船の写真が飾られており、船旅への気分も盛り上がります。(画像右側は「に志き丸」の写真です)

共有スペース



『さんふらわあ こばると』のエントランスの様子。Bデッキからのアクセスとなり、右に客室(船首側)、左にインフォメーション&売店&レストラン&大浴場(船尾側)があります。右奥に見える階段はワンフロア上のAデッキにつながっており、Aデッキは右舷側のプロムナードが密閉式、左舷側はオープンデッキと、左右非対称の作り分けがなされています。



AデッキとBデッキをつなぐ階段。2フロア分の吹き抜けで天井もあまり高くありませんが、このような階段があるのとないのとで、エントランスの開放感は大きく変わってきます。



カフェテリア方式のレストランの様子。室内は「平成初期レトロ」ともいうべき装飾が施されています。飲み物は、水と白湯、緑茶のホットとアイスが(高速道路のSAにある無料の機械で)飲み放題です。この日はクリスマスクルーズということもあってか?チョコファウンテンもセッティングされていました。



Bデッキ左舷側のプロムナードはオープンデッキになっています。対する右舷側のプロムナードは密閉式となっており、自販機やマッサージチェアなどが備え付けられています。



Aデッキから更にワンフロアを上がり、操舵室を見た様子。ここまで上がると、ちょっとしたビルの屋上に登った気分です。はるか遠くにみえる操舵室と、海面の低さから、船の巨大さが実感できます。



同じ場所から船尾側を見た様子。2本のファンネル(煙突)は左右横並びの配置となっており、デッキは大変広大です。



こちらは車両甲板です。特にこれといって特色があるわけではありませんが、この日は、ご当地キャラによるショーや、ご当地アイドルによるライブ、乗客全員が参加できる抽選会などが行われていました。

船室の様子



船内通路と大部屋の様子。今回は乗船プランの関係で個室の内部は取材できなかったので、次回乗船時に写真を撮影して詳しくご紹介させていただきたいと思います。

操舵室の様子



長距離フェリーはほとんどがそうだと思われますが、非常に幅が広く、広大な操舵室です。画像右上は操舵輪、右下はエンジンテレグラフです。(右が右舷用、左が左舷用)



レーダーと計器類の様子。



左:操舵室から船首を見た様子。右:海図台に置かれていたファイルは、関西汽船時代のままでした。




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