ミュージック・グルメ船 コンチェルト
極上中華と生演奏で神戸観光を忘れられない思い出に
ミュージック・グルメ船を自称し、神戸の有名ショッピングセンター「モザイク」前より発着するコンチェルトは、上品さを前面に押し出しつつも、カジュアルに乗船できる船として、老若男女あらゆる世代から人気があります。
中国料理界最高位の“中国烹任大師”の位を持つ料理長がプロデュースした極上中華を味わい、昼にクラシック、夜にジャズの生演奏を楽しめば、神戸観光の思い出はより輝きを放つことでしょう。
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外観および全体像
洋上を行くコンチェルト。全長は74メートル、排水量2,138トンで、レストランクルーズ船としてはちょうどミドルサイズと言えます。けして大きな船ではありませんが、バランスよくまとまった優れたデザインとしていると思います。
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モザイク前に停泊中のコンチェルト。背景のモザイクと観覧車がとても絵になります。上品な船ですが、けして肩肘張って乗らなくてはいけないことはないカジュアルさも併せ持っているのが、コンチェルトの特徴だと思います。
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乗り場の様子。屋根付きの桟橋はないので、目の前にある待合室から雨の日は傘をさしてのアクセスとなります。乗り場にはポストが設置され、船内で購入した絵葉書を投函できるという、嬉しい試みもなされていました。
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船尾は丸船尾型で古き良き時代の客船のイメージを踏襲しています。斜めに前後二本立てられたマストが印象的ですね。
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夜間のライトアップの様子。観覧車の美しさも相まって、夜景ファンにもたまらない情景を演出してくれます。
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エントランスと共有スペース
船内ロビーの様子。吹き抜けこそありませんが、老舗高級ホテルのような落ち着いた佇まいを見せる高品質な空間が広がっています。特に大理石風のタイルが張られた床は高級感があって良いですね。
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階段はそれぞれデザインを変えて、船内の狭さをカバーする工夫がこらされていました。
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Aデッキ「アクアマリン」へ続く通路。木目を生かした重厚なインテリアと真鍮製の船舶用照明が目を引きます。金色に輝くプレートは、コンチェルトで結婚式を挙げたカップルの名前を記したメモリアルプレートです。
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サンデッキの様子。チーク材が張られているのが本格的で、こうした気配りは船好きには嬉しい限りです。デッキはかなり広く取られていて、食後に吹かれる潮風を楽しむには絶好の場所と言えそうです。(コンチェルトは明石海峡大橋の手前でUターンするため、向きを変えたあとにはこのように大橋を眺めることもできます)
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レストランの紹介
Bデッキ船首側にある「ルビー」です。90名を収容可能で、グランドピアノを完備し、さまざまな生演奏に対応しています。
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船首側という立地の良さもあり、「ルビー」からはこのような前方パノラマを見ることが可能です。
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Aデッキ中央部にある「アメジスト」です。木目調の内装と大理石調の床のデザインは、まさにコンチェルトのデザインコンセプトをそのまま反映しているようです。 このレストランも、グランドピアノが完備されています。
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ベージュと茶系を基調にした落ち着いた内装のこのレストランは、Bデッキ船尾側の『パール』です。もちろんこの部屋もグランドピアノが置かれ、音響にも配慮した作りとなっています。
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