JR西日本 トワイライトエクスプレス
海のクルーズに対する「陸のクルーズ」を目指したところ、今では本家の船旅をも越える存在に
船の紹介の中では異端な存在ですが、これもまた豪華なクルーズ旅行としてすっかり有名になった、JR西日本のトワイライトエクスプレスをご紹介します。
大阪〜札幌間を22時間かけて移動する豪華寝台列車の魅力をぜひお楽しみください。
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外観
トワイライトエクスプレスは往年のブルートレインと同じく、機関車が客車を牽引するという、古式ゆかしき方式の列車です。大阪側からは、トワイライト専用色に塗装された交流直流電化両用のEF81が列車を牽引します。
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電化されていない北海道では、ディーゼル機関車のDD51の重連が編成を牽引します。青函トンネルでは、専用機関車のED75が編成の先頭に立ち、このとき一時的に列車の進行方向がかわります。
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客車は、大阪側の車端部に展望スイートルームが設けられ、この部屋は半年先、一年先の予約も困難ということで大変有名です。
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車内の様子
そして、これがその展望スイート内部。(予約を取るのに本当に一年以上かかりました)とても列車の中とは思えない光景はまさに衝撃的。洗面所やシャワールームも完備され、食堂車からのルームサービスも優先的に受けられる、日本一豪華な列車の部屋といえそうです。
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大阪〜札幌まで、このパノラマビューを独り占めできるという贅沢から、この部屋はいつも一番人気です。(実際にはこの乗車日には台風の影響で函館で列車打ち止めとなり、札幌までは行く事はできませんでした(苦笑))
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車内は廊下も含めてこのような木目調の内装が施され、シックで落ち着いた雰囲気に仕上げられています。
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こちらはB個室ツイン。画像には写っていませんが、上段に寝台があり、下段はソファをベッドに早変わりさせて使用します。窓は上段の寝台にもあり、明るい室内が確保されています。
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食堂車「ダイナープレアデス」の様子。国鉄時代の食堂車をドレスアップしたものですが、シックな木目調の内装にリニューアルされ、全くの別物に仕上がっています。
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このダイナープレアデスでは、予約制のフランス料理のフルコースの他に、大阪発では現在では国内唯一となったランチタイム営業や、ディナー後のパブタイプ営業も行われており、この食堂車はいつの時間も乗客でにぎわっているのが印象的でした。
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サロンカー『サロン・デュ・ノール』。座席は日本海側を向いており、日本海の夕日や朝日を見るのに適した設計です。トワイライトエクスプレスは全部で3編成あるのですが、手摺などの内装の一部にデザインの違いがあるようでした。
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サロンカーにはシャワールームも完備されています。食堂車でシャワーカードを買い、利用時間帯を予約すれば使用可能です。
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