阪九フェリー ニューながと




惜しまれつつも2010年引退 
15000トン近い威風堂々たる大型船

名門大洋フェリーとは事実上のライバルでもある阪九フェリーが就航させていた「ニューながと」は、全長185m、総トン数約15000トンという堂々としたカタログスペックを持つ大型船でしたが、2010年9月30日に引退し、海外へ売却となりました。

このレポートでは、引退直前となる貴重な2010年9月5日の乗船時の姿をご紹介します。


デッキおよび共有スペース




デッキ中央部から船首方向を臨んだ様子。デッキ構成は少々複雑で、4Fエントランスロビー外側のプロムナードデッキを含むと3層のデッキを行き来することができました。



ここは6Fのトップデッキです。デッキには段差が多く、バリアフリー化を望む世間には冷たいですが、単純に船の造形美や構造美を見る限りでは美しく、飽きの来ない姿とも言えそうです。



5Fのデッキには、ベンチも置かれていて瀬戸内海の朝日を楽しむ事ができました。奥に見えるのはファンネルで、ニューながとは左右に二本延びた煙突が、外観上の特徴でした。



ロビーの様子。船尾側には展望大浴場もあり、風呂上りの乗客がくつろげるスペースが船内いたるところに用意されていました。



廊下は広々としていて天井も高く、船内にいることを忘れそうになるような開放感を持っていました。



レストランはトレーに載せたメニューをレジで清算する方式です。これは活気溢れるディナータイムの様子。



こちらは、朝食のメニューです。

船室の様子



こちらは一等洋室4人部屋の様子。窓側に4人がけのソファとテーブルがあり、反対の通路側に二段ベッドが向かい合うように配置されています。



これがその2段ベッドの下段です。



そしてこちらが上段。向かい側にも、同じように二段ベッドが配置されていました。



この乗船のときには、一等洋室二人部屋が空いていたため、部屋をかわってもらうことができました。 この部屋は船首側に配された洋室で、ベッドも二段ではなく、左右対称に配置された過ごしやすい部屋でした。



一等洋室二人部屋の洗面台の様子。



船首側の部屋なので、翌朝にはこのようなパノラマビューも楽しむことができました。もう国内で乗ることはできませんが、素晴らしい船だったと改めて実感します。




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