レストランクルーズ客船 ルミナス神戸2




国内最大のレストランシップ


ルミナス神戸は国内最大のレストランシップとして大変有名です。

神戸の中突堤旅客ターミナルを出港し、航路は大阪湾クルーズ、、神戸空港沖クルーズ、そして明石海峡クルーズと、比較的距離の長いクルーズがメインで、世界各地から取り寄せた旬の食材をふんだんに使ったコース料理やバイキングが自慢です。

初代ルミナス神戸は、大島運輸が就航させていた貨客船「ひかり」を改装した船でしたが、二代目は新造船として、1994年に就航いたしました。

総トン数は4,778トン、全長106.0メートル、速力18.0ノットという数字のすべてが、国内最大級であり、内外装共に豪華客船のイメージに恥じない素晴らしいクルーズ船です。


外観および全体像



右舷前方からの全体像。いわゆる観光船の標準的なスタイルではなく、豪華客船を前後左右に均等に縮めたようなオリジナルのデザインをしています。 客船を縮めたデザインは一般的に寸詰まりになりがちですが、ルミナス神戸2の場合は省略のセンスが良いため、豪華かつ優美なスタイルをバランスよく保っていることが特徴です。



船尾はデッキが階段状に設定されており、この点も豪華客船の特徴を踏襲しています。モデルはフランスの豪華客船「ノルマンディ」ということですが、個人的にはクイーンエリザベス2を小型化したようなイメージと捉えています。



ルミナス神戸2の外観上の特徴のひとつは、微妙に左右非対称のデザインを持っていることです。階段の設置位置などの関係以外に、窓の数なども左右を見比べると結構違っていることが分かります。



船尾はカットオフスターンというスタイルです。外壁はよく手入れが行き届いていて、いつ見ても塗装のくすみなどはほとんどありません。



プライベートデッキは二箇所。Aデッキ(最上階)船尾側の「サール・ド・メール」とその下のBデッキ「ル・アーブル」に用意されています。両デッキはラッタルで繋がれていますが、通常時は通行禁止に設定されています。



イブニングタイムのクルーズの様子。(阪九フェリー『ニューながと』船上より撮影)船首側は視界確保のために照明が落とされていますが、ライトアップも豪華客船のイメージで大変美しく仕上げられています。



帰港の際には船首側もライトアップしてくれます。非常に絵になる船という印象です。

エントランスと共有スペース



船内へは、中突堤旅客ターミナルから屋根のついた連絡橋で結ばれていますので、雨の日でも濡れることなく船内にアクセス可能です。 この連絡橋は、ターミナルだけでなく、駐車場のある岸壁にも出入り口があるため、団体でのアクセスも容易になっています。



エントランスはAデッキまで吹き抜けになっていて、デッキライトからの明かりで開放感のある空間になっています。 左右に伸びる階段が非常に特徴的で、国内最大のレストランシップならではの贅沢な空間の使い方をしているという印象を受けます。



エントランスホールの左右は吹き抜けのデッキになっています。これは右舷側の様子です。



ここはエントランスの階段を上がったところにあるBデッキの通路です。観光船離れした広々した空間で、画像には写っていませんが、左手前にAデッキに通じる階段があります。



Aデッキの様子。船首側(画像左側)には「ノルマンディ」船尾側(右側)には「サール・ド・メール」というレストランがあり、天蓋のかわりにキャンパスで天幕が張られています。左下に見えるのは、エントランスホールを照らすデッキライトです。



船尾側のトップデッキは、「サール・ド・メール」を使用していないときは自由に出入りできます。Aデッキからラッタルを昇り、煙突の脇を抜けると、このように大変広いトップデッキで明石海峡の景色を満喫することができます。



このトップデッキから船首側を眺めるのもお勧めです。

レストランの紹介

ルミナス神戸2は(Dデッキのルミエールを除くと)主にABCと、3層から成るデッキの船首側と船尾側にひとつずつレストランを備える構成になっています。

この画像はCデッキ船首側の「エル・ダイナー」。レストランを予約していないお客さんが利用することのできるレストランで、軽食を注文することも可能です。



「エル・ダイナー」直上のレストラン「カリブ」。窓が天井までまわりこんでいるのが特徴で、日中は明るい陽光を楽しむことができます。



また、船首側という立地の良さもあって、この「カリブ」では、このように船首側の景色を楽しむこともできます。



Cデッキ船尾側のレストラン「ラ・セーヌ」。「海辺の小粋なレストラン」というイメージです。ここはデザートやステーキ等のバイキングによく利用されています。



「ラ・セーヌ」の真上にあるレストラン「ル・アーブル」。コース料理で利用されることが多い場所です。 グランドピアノが設置され、上品な大人向けのダイニングルームに仕上がっています。



「ル・アーブル」の更に上にあるのが、主にパーティー会場として使用される「サール・ド・メール」。 私たちの結婚披露パーティーの二次会で、この会場を使用させていただいたので、思い出の場所とも言えます。船尾側にはステージが用意され、高い天井が特徴的な、ゆとりの空間を確保しています。



「サール・ド・メール」があるトップデッキの船首側には、VIPルーム「ザ・ノルマンディ」があります。20〜40名の少人数向けの部屋で、重厚な木製のインテリアが特徴的です。 結婚披露宴では、この部屋に長テーブルをセッティングして使用させて頂きました。




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