2011年6月5日 ルミナス神戸2ブライダルレポート




↑当日までには新郎新婦共に、いろいろなものを手作りしました。
この画像はフルスクラッチした1/700ルミナス神戸2です
詳細写真および製作の様子はここをクリック



ルミナス神戸ブライダルレポート2 準備編 

挙式日は2011年6月5日(友引)

会場に申し込みを済ませたのが2010年8月8日。

本番まで10ヵ月の期間があることから、本申し込み(前金支払い)を同月28日に行い、ざっくりとした当日の流れを決めたあとは、特に急いでやることもなく、フェリー旅行に出たりしつつ、のんびりと過ごしました。

ちなみに本申し込みに伴って決めた、6月5日当日の流れは、


1:午後4時出港の2便に一般客より早めに乗船し、親族のみで挙式を行う(船長に宣誓を行う人前式)
2:2便の出港と同時に操舵室後方の会場『ノルマンディー』にて披露宴を開始
3:2便帰港の後、3便の船尾側の会場『サール・ド・メール』にて友人招待の二次会パーティーを開宴。9時20分頃に帰港の後、ロールスロイスのオープンカーに乗車して市内をパレード


という具合です。


二次会会場のサール・ド・メールの様子


挙式、披露宴、二次会を一日でこなすハードスケジュールになりますが、実はこのプランを適用することで、当日使用するレンタル衣装や御花を流用する事ができ、費用をかなり抑えることが可能です。

ロールスロイスのパレードは、正直この時点ではかなり気恥ずかしく、あまり乗り気ではなかったのですが、(嫁さんの強い要望もあり)組み込んでもらうことにしました。(結果的には、大変良い思い出になりました)



具体的に準備を開始したのは年明けの2011年1月からです。

まずは衣装の手配からですが、神戸の会場とあって、当然提携している衣装店も神戸にあるわけで、衣装合わせも小旅行気分です。

ルミナス側の提携は合計4店舗あり、ネットの口コミ評判や、親族の衣装の面倒を見るのにも都合が良い、元町商店街内の店を選びました。

決めるのは新婦のカラードレスと新郎の衣装2点です。

あれ?

肝心のウェディングドレスは???


実はなんと、この段階より少し前に、嫁さんがとんでもないことを言い出しておりました。



『ウェディングドレス、自分で縫うてみることにするわ!}(゜Д゜ )』



わけを聞いたところ、なんでも、昨年二人で見た『プロジェクトX』の『南極観測船 宗谷』が引き金になったようで、悩む隊員達に第一次南極越冬隊隊長の西堀榮三郎氏がかけた言葉

『とりあえず、やってみなはれ』

に大きな影響を受けたということでした。

やる前から『どうせできない』と、諦めてしまうのではなく『まずはやってみろ』と、まさに大物に挑戦するテンションを生み出すにはもってこいの言葉だったようです。


そうした流れで、嫁さんの旧居には本人のスリーサイズと寸分違わぬ体型のトルソーが導入され、難波の『と○や』で購入した、白いシャンタン生地10メートルとの格闘がはじまっておりました。

そのため、衣装屋さんでの衣装合わせは、新郎の衣装や、カラードレスの合わせがもちろん主的ではありましたが、本物ウェディングの研究や、有名ブランドのデザインの吸収という目的も兼ねていました。

ですので

『ウェディングドレスの試着に来ました (゜∀゜)』

という顔をしつつも、実際は本物のドレスを研究。ウェディングドレス自体を、この店で借りる予定はないのに、さも借りる気満々という空気を作りつつ、この店には合計4回ほど通いました。

もちろん、いつまでもそんな嘘をつきつづけられる程、我々は嘘つきに免疫がないので、方針が決まったところ(訪問二回目)でネタバラシをしたのですが『ドレスの手作りなんて初めて聞きました!』という具合に、なかなかいい反応をいただきました。

このお店に対しては、気前よくドレスを試着させてくれたお礼も兼ねて、新郎の挙式&披露宴の衣装と新婦のカラードレスは、レンタル料金の若干高額なものを選びました。

新婦がドレスの手作りという、非常に大きなクラフトネタを持ってきたため、新郎の自分としても、なにかしらネタを仕込む必要に迫られました。

ここで、自分の得意分野である、模型の技術を生かすことを考え、今回の会場である、ルミナス神戸2を、1/700で自作(フルスクラッチ)することを思いつきました。

この模型は、ルミナス神戸2のデッキに続く階段の踊り場に展示されている、メモリアルプレート(自宅用に1枚追加注文)と一緒に展示できるよう、ベースを作成し、今回の挙式の記念品にできるよう、設計しました


別注のプレートをセットできるよう、台座を製作しました。


さて、ここで、挙式、披露宴、二次会に必要な物品と人事、演出についてまとめてみましょう。

まず、物品ですが、クラフト大好き夫婦の挙式とあって、かなりの割合のものを自作することになりました(ちなみに、これら自作品にはキットの類はどれひとつとして使用していません)

>>>衣装関係
新郎衣装×2(レンタル&一部購入)
新婦ウェディングドレス本体(自作)
新婦ベール(自作)
新婦手袋(自作)
新婦ネックレス(自作)
新婦イヤリング(自作)
新婦クラウン(自作)
コサージュ(自作)
ブレスレット(自作)
紺色のカラードレス(レンタル)
ブーケ(リアル造花を購入)


>>>必要物品
リングピロー(自作)
ウェルカムボード(自作)
ウェルカム人形(旅行先で買ったイルカの縫いぐるみをベースに衣装のみ自作)
ルミナス神戸2 1/700模型(自作)
招待状(自作)
席札(自作)
もぎり札(自作)
新郎新婦プロフィールDVD(自作)
BGM&余興演奏用CD×4枚(自作)
感謝の手紙(もちろん自作)
プチギフト(東大阪のお菓子屋さんで大量購入して持込)


模型はもちろんですが、印刷物の類は、すべて私がやりました。 もともと、仕事用の名刺などを手作りしていたので、その時に使用しているソフトと用紙を使用すれば、席札やもぎり札などはすぐにできました。(しかし、参加者名が確定してからでないと製作できないため、結果的にはかなり短納期での仕上げとなりました)

ウェルカムボードも、印刷部は単純にWordで仕上げてデコレーションは嫁さんに任せ、招待状は心斎橋の東急ハ○ズで売られていたセットに、同じくWordで作成した文字や柄や写真をプリントしました。

招待状本体の作成以上に手間がかかったのは宛名の印刷で、一旦『筆ぐるめ』に、新郎新婦友人の住所一覧を登録せねばならず、そのあたりに時間がかかりました。

最終的にお送りした招待状は43通(親族に一部手渡しがあるため、実際の世帯数より少なめです)。

なかには未着や宛先不明で返信されてしまうものもあり、結果的には3通ほど追加で送信しました。


今回、送信した招待状です。

続いて、人事についてです
結婚式やパーティーは新郎新婦だけではできません。

信頼できる親族や友人を慎重に選んで御役目をお願いすることにしました。

>>>披露宴人事

1:受付(乗船カウンターのスタッフに依頼)
2:御両家代表謝辞(新郎父)
3:感謝の手紙(新婦)
4:司会(担当ブライダルプランナーU氏)

披露宴の人事に関しては常識の範囲での人選ですので、実にシンプルです。

司会に関しては、ブライダルプランナーさんがサービスでやってくださる事になりました。

プロ司会は相当に高額になるので、こういう気遣いはとてもありがたいです。


しかし、基本的な流れが常識の範囲で決まっている披露宴に対して、演出の多い二次会パーティーには担当していただく仕事も多く、より慎重な人選が必要になりました。

以下、新郎友人でHNをお持ちの方についてはHNにて公開しております(笑)

>>>二次会パーティー人事

1:受付(新郎友人インパルス氏+よしみ氏+A氏+新婦友人2名の5名)
2:友人代表謝辞(新郎新婦友人ブルース氏)
3:乾杯:(新郎新婦友人まいど!氏)
4:司会(新郎新婦友人はしらせ屋氏)
5:余興1:アカペラコーラス(新婦側友人6名+新婦本人)
6:余興2:バンド演奏(新郎友人なかじぃ氏+1名+新郎本人)
7:運転手:新郎友人ムラシマムラ氏


このような感じで、余興も含めて実に17名の友人の皆様に動いていただきました。

新郎友人は主に模型関係、車関係、音楽関係の3カテゴリーから招待していたのですが、すべてのジャンルの方に協力いただくことになり、面倒な役目にも関わらず、快く協力していただいた皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。

ちなみ6番の運転手とは、二次会の最後のロールスロイスのセレモニーの際に『愛車のMR2も出席させたい』という新郎の希望による演出のためのもので、かつてジムカーナやAW11のモディファイを競い合ったムラシマムラ氏にお願いしました。


続いて、演出についてです。


当日までに決めていった演出は下記のとおりです。

1:披露宴BGM選曲(9曲)
2:二次会BGM選曲(8曲)
3:歓談中BGM選曲(10曲)
4:衣装換えとヘアチェンジのタイミング
5:ケーキのデザイン(披露宴と二次会の2種類)
6:お色直し中座のエスコート役選定(披露宴&二次会で別パターンを採用)
7:花束の贈呈方法(ストレート)
8:新郎スピーチ(披露宴二回、二次会二回の計4回)
9:二次会司会役の走らせ屋氏に渡す台本作成(笑)
10:再入場の際の演出(フェアリーイリュージョン 色やデザインの選択)
11:余興1(アカペラ合唱のとりまとめ)
12:余興2(バンド演奏に新郎本人も参加するため、曲選定と練習と演奏機材の事前搬入)
13:新郎新婦の紹介DVDの作成(動画ソフトを導入して編集)
14:贈呈用プチギフト(購入と持ち込み)
15:引き出物と引き菓子の選択(ルミナス提携店の商品を選択)
16:装花(ルミナス提携店のお花屋さんと相談して青を散りばめた配色に決定)
17:ロールスロイスのセレモニー時の演出(愛車も一緒に出撃させる)

1〜3番のBGMについては、また本番編でご紹介しようと思いますが、音楽好きの夫婦でもありますので、選曲はありがちなヒットソングは一切入れず、インスト曲やサウンドトラック、マイナーアーティストの曲目がメインになりました。

9番の二次会司会者の走らせ屋氏用の台本作成には、挙式当日の二週間前に参列した、友人のZニコニコさんの披露宴でのプロ司会者の司会内容が大変参考になり、その時に聞いた台詞をアレンジして台本にしました。 

また、走らせ屋氏には本番前にルミナスに乗船いただき、念入りな打ち合わせを行っていただきました。 非常にご多忙のところ、本当にありがたい事でした。



そして最も気を遣ったのが余興です。

余興に音楽ネタを持ってきたのは、車関係の友人のたいちゃんさんが昨年挙げた挙式のレポート(新郎新婦での演奏)を見せていただいたことがインスピレーションになりました。(そういえば兄の披露宴でも一曲演奏した思い出があります)


二次会の余興となると、普通なら食事の合間に興味のある人は見ている、そして興味のない人は見ていないという具合になると思うのですが、新郎新婦が加わるとなると、それなりに注目が集まってしまうことになりますので、恥ずかしい出来にしたくはありません。

新郎側のバンド演奏は、高校時代の同級生達と行うことになりました。

高校時代に結成されたバンドですから、歴史だけはそこそこ長いとも言えるのですが、このバンドは高校を出てからはオリジナル曲のレコーディング活動がメインになったこともあり、『せーの!』で合わせる機会はあまりありませんでした。

今回はコピー曲で臨むことになり、私のパートは、高校時代はギター&ボーカルだったので、今回は久しぶりにボーカル曲が選曲の候補に挙がったのですが、恥ずかしいのでリードギターに専念したインスト曲になりました(曲目はグランツーリスモOPでお馴染みの『Moon Over The Castle』)

しかし、このバンドは結局メンバーの仕事の都合や、4月に我々が引っ越しや役所への届出にかかりきりになってしまったこと等が理由で、一回半(スタジオ練習一回+メンバー自宅一回)くらいしか合わせることができず、各々の自主練習がカギとなる感じで本番を迎えることになりました。


本番前のスタジオ練習はわずか一回!
はたして本番は大丈夫でしょうか?


一方、新婦友人の余興の方は、もともと友人のみの構成で歌う予定だったのが、挙式前日に突然新婦の飛び入りが決まり、前日夜から歌詞を見て練習をはじめるという異常事態が発生しました。

お互い、不安をかかえたままでの本番ではありましたが、このような場で、久しぶりに友人と演奏したり歌えたりする期待感もありました。
 

他に、演出面で苦労したのは、13番のDVD編集です。

そもそも、動画編集に挑戦するのは今回がはじめてだったので、いろいろと不安もあったのですが、まずはソフト(COREL Videostudio)をインストールする時点からトラブルが連発しました。

まず、仕事等でメインで使用しているデスクトップパソコンの動作が、ハイビジョン動画対応ソフトを扱うにはあまりに重く、ソフトのインストール中にフリーズしてしまう問題が頻繁し、途中でOSをWindows Vistaから比較的軽いWindows7に入れ替えるも、インストールが中途半端に行われてしまったために、インストールもアンインストールも行えない状態になり、メーカーのサービスに問い合わせて処置するも解決せず、時間の関係から結局、母のノートパソコンを貸してもらって編集することにしました。

しかし、この母のノートパソコンのスペックが最低限のレベルだったため、操作中に強制終了が頻繁し、一分に一回程度の間隔で強制終了→再起動を繰り返すことになり、操作をマスターしてから5分程度の動画を作るのに、丸三日程度を必要としました。

そんな感じで苦労した物品の準備ですが、5月末にはなんとかすべてのアイテムが揃い、6月1日にはヘアメイクのリハーサルも兼ねてルミナス側への事前搬入も終え、晴れてすべての準備が完了しました。


新婦の手作り装備品です
残りの待ち時間には、お互い美容院に行き、使い捨てのコンタクトレンズを買いに行ったり、嫁さんはブライダルエステやネイルの準備を済ませる余裕が出来、早めに準備を終えたことで気持ちに余裕をもって過ごすことができました。

あとは、本番を指折り待つのみです。

次はいよいよ挙式編に進みます。


ルミナス神戸2 オープンデッキからの眺め


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