タミヤ 1/700航空母艦『信濃』
TAMIYA 1/700航空母艦『信濃』
オリジナルダズル迷彩塗装
この作品は、艦船模型製作代行のご依頼品として製作したものです。
この信濃は、お客様よりお送りいただきましたオリジナルのダズル迷彩塗装を施しました。外舷塗装に使用した塗料はピットロードカラーの『日本海軍対潜迷彩色セット』で、左右で異なるパターンをデザインしています。
|
|
1/700航空母艦『信濃』ダズル迷彩仕様、右舷前方からの全景。最初の写真と比較してより船首よりから望遠で撮影した写真です。塗り分けが直線的なことと、使用している塗料が従来からの対潜迷彩のイメージと同じなこともあって、あまり架空設定を感じさせない自然な雰囲気に仕上がりました。
|
|
左舷後部からのローアングルでの全景。この角度から見ると、後部高角砲群下部の旭日旗のような放射状に広がった模様が特徴的です。
|
|
右舷前方からの見下ろしアングル。この角度で見るぶんには舷側の塗り分けはほとんど見えないため、一見しただけでは通常塗装で塗り分けた作品のようにも見えます。
|
|
同じ高さでの左舷後部からの全景です。紅白の着艦表示は赤い部分を抜いたパターンを採用したことで色の組み合わせがシンプルになり、統一感が出ました。
|
|
特徴的なダズル迷彩のパターンを写した左右からの全景です。船首周りの黒ラインは少々湾曲して見えますが、これは船首側面のフレア形状によるもので、実際には直線のラインです。
|
|
飛行甲板船首付近の様子。今回は25mm三連装機銃、12.5cm連装高角砲をいつものようにナノドレッドシリーズのパーツに交換した他、12cm28連装噴進砲も同じく新発売の同シリーズのパーツに交換しました。
|
|
艦橋付近の様子。窓枠やメインマスト、21号＆13号の各電探をエッチングに変え、舷側通路も含めて手すりなどを配置して精密感を高めました。飛行甲板外周には飛行機救助網や人員救助網も設置しています。
|
|
飛行甲板左舷後部の様子。両舷後部には着艦誘導灯を装備し、高角砲スポンソンには射界制限装置も取り付けています。
|
|
右舷後部の様子。起倒式マストはお客様のご希望で倒した状態とし、マスト本体はエッチングパーツに取り替えました。現在、1/700で信濃用に特化したエッチングパーツセットは入手が困難なので、今回の製作では色々なメーカーや艦種のパーツをミキシングしつつディティールアップを行いました。
|
＊＊総括＊＊
艦船模型製作代行の仕事を始めてから結構経ちますが、オリジナルの迷彩プランを塗装するというご依頼は初めてのことで、今回の信濃製作は個人的にも楽しんで行うことができました。グリーン2色の日本船舶迷彩色をメインとした左右非対称の迷彩パターンは美しく、平面部に良く施される黒い直線ラインも相まって、一見しただけではオリジナルデザインとはわからない美しい塗り分けの信濃となりました。ディティールアップも汎用パーツを組み合わせてバランスの良いものになったと思います。
|
|
SCALE MODELSに戻る
|
|