1/700スケール 重巡洋艦 青葉
HASEGAWA製インジェクションキット
ハセガワ 1/700
このコーナーの更新は本当に久しぶりで、一年以上ぶりとなります。
BBSなどには記載してきた事なのですが、2007年、HIGH-GEARedは活動
の拠点が奈良から大阪に移動し、秋には住まいも大阪に移しました。
そうした忙しさもあって、2007年は艦船模型の更新が例年になく少なく、
艦船模型ファンの方々には寂しい思いをさせてしまったかもしれません。
転居後の製作環境が整ったのは、年の瀬も押し迫った12月頃となり、
その時点になって、ようやく製作を再開することができました。
2007年の作例は、ロシア戦艦クニャージ・スオロフ、南極観測船宗谷と
続いてきたため、日本海軍艦艇としては、この青葉が2007年の唯一の
作品となりました。
キットはハセガワから2007年にリニューアルされたばかりのもので、
このキットをベース使用し、ディティールアップには、ゴールドメダル
モデルズのエッチングパーツから、手すりやラッタル（階段）、カタパ
ルトなどを使用し、艦橋窓枠をジョーワールドのエッチングに交換した
ほか、25mm機銃をピットロードの装備セットのものに交換、主砲身は
FUKUYAの真鍮製としました。
キットは主砲塔側面の扉がモールドされるなど、シャープな仕上がりを
見せていますが、なぜか前部マストには省略が多かったため、0、5ミリ
の真鍮線でヤードを自作しました。また、後部マストも三脚部分より上
は真鍮線で作り直してあります。
また、目立たない部分ですが、カタパルトの台座はキットパーツだと真
円が出なかったので、ABSの丸棒を旋盤で加工して自作しました。
海面はカガミ模様のアクリル板を使用し、走航波は例によってウォータ
ーエフェクトで製作。 スピード感のある波が再現できたと思います。
＊＊＊総括＊＊＊
一年余りの空白を経て、ようやく1/700艦船模型の製作を再開させる
ことができました。
久しぶりの日本海軍艦艇の製作、そして巡洋艦の作例も本当に久しぶ
りで、新鮮な面持ちで楽しく製作することができました。
青葉は日本の重巡洋艦としては珍しく、最上甲板が全通式になってい
て流れるようなフォルムが魅力的な船ですね。
キットはヤードが省略されていたりして、少々もったいないところも
ありますが、青葉独特のメカニカルな魅力が前面にでたすばらしいキッ
トだと思いました。
転居後の一作目として、思い出に残る一隻です。
なお、今回の青葉の画像に関しまして、撮影環境の整備ができていなか
ったこともあって、画質、背景ともに見苦しいものになってしまって
申し訳ございません。 その後、撮影環境を整備しましたので今後は
問題ございません。（笑）
ところで話題は変わりますが、2007年12月20日、HIGH-GEARedは30歳の
誕生日を迎えました。
この30歳の誕生日というふしめの日に、何かを始めてみようと思い、
1/700にて日本海軍艦艇を年代順にそろえてみることを考えました。
第一作目は、巡洋艦松島、橋立、厳島の三景艦で、このレポートを
書いている08年1月中旬の時点で、すでに製作は8割がた完了してい
ます。
その後は、二等戦艦鎮遠、富士型戦艦などと、続いて行く予定です。
2008年の艦船模型製作活動の中心として、明治艦のコレクションを
製作していく予定ですので、HPにアップの際にはぜひご覧ください
ませ。
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