2006年10月23〜28日、関東旅行 船と博物館巡りの一週間



↑鉄道時計の様ですが、もちろんそのような高級品ではなく、愛用のタグホイヤーが
故障したため、今回旅行に持って行った\980の懐中時計です。





HIGH-GEARed HOBBY WORKS!!では2001年および2005年に「船の科学館」および
「記念艦みかさ」への訪問の旅のレポートを掲載しました。 


HIGH-GEARedは幼い頃より艦船や船の模型、そして実物の船に大変興味を持ってきました
が、海のない内陸部の生まれ育ちとあって、海や船に触れ合える機会はあまり多いほうではな
く、このような旅の機会は非常に貴重なもので、その都度、海と船に対する興味は以前より更
により深いものになり、2006年も再び海と船を見る旅に旅立つ決心をしました。

しかし、本当のことを言えば「決心」というよりも、2005年の三笠&船の科学館の旅があまりに駆
け足日程で消化不良に終わってしまったことが、今回のリベンジの大きな理由でして、2006年
現在は、比較的時間も予算も取りやすい環境にあったため、これまでのような日帰りに近い貧
乏旅行のプランは止め、「ちょっとやりすぎじゃない??」と言われるような予算を割き(一年か
かって準備しました)、旅程も、国内旅行としてはこれまでの最長の約1週間の期間としました。

今回も、旅行会社のツアーや旅行プランは一切利用せず、移動手段、時間配分、宿の予約な
ども含めて、分単位の計画表を事前に作成し、綿密な旅行プランを検討しました。
 
また、今回は時間と予算に余裕があるため、船関連だけでなく、一般的な観光として、主にグ
ルメ関係のテーマパーク見学も加えてみました。

その結果、完成したプランは、23日夜より夜行列車で横浜に向かい、「帆船日本丸」、「横浜マリ
タイムミュージアム」、「貨客船氷川丸」、「新横浜ラーメン博物館」、「日本郵船歴史博物館」を見学の
のち、「横濱カレーミュージアム」に立ち寄ってから横須賀へ移動し、「記念艦三笠」を見学、
その後 市ヶ谷へ向かい、近年いろんな意味で話題になってきた「靖国神社」と、同神社内の「遊
就館」を見学、その後はお台場へ向かい、「船の科学館」、「南極観測船宗谷」、「青函連絡船羊
蹄丸」を見て帰るというもので、合計12箇所の観光がメインとなりました。

また、サイトをご覧頂いていた数名の関東在住の方々から、「こちらに来られるのでしたら、ご一
緒しませんか?」という内容のメールを直前に数通頂きまして、急きょミニオフ状態となる、嬉し
い出会いの数々もあり、予想していた以上に内容の濃い旅行になりました。

個人的な旅行記ではありますが、船や模型に興味のある方には、おもしろい部分もあると思い
ますので、画像600枚余り、全8ページの大長編になりますがぜひご覧ください。

旅行記の中には、各施設の公式サイトへのリンクも用意しておりますので、興味があれば覗いて
みてください。

(注:今回の旅では『旅の恥はかきすて』とばかりに、いろいろな訪問先を撮りまくってきましたが、
撮影禁止の場所に関しては一切撮影しておりませんので、その点はご理解よろしくお願いいたします)

それでは、いよいよ長旅の始まりです。

第一日目 現地までの道のり




今回も、大阪からの移動は夜行列車で行うため、夕方の出発となりました。乗車予定の列車は、
昨年と同じく大阪発の寝台急行『銀河』号で、大阪駅を22時22分に出発するため、逆算して
pm7:00頃に奈良の自宅を出発しました。まずは、バスでJR奈良駅まで移動します。



JR奈良駅は昨年に引き続き、今年もまだ高架化工事の真っ最中です。この工事にともない、こ
の1年の間に、奈良市内の跨線橋の随分多くが撤去されました。 奈良駅からは、20:02の区間
快速大阪行きに乗車し、乗り換えなしで直接大阪まで移動しました。



これが西日本の、一世代前の代表的近郊型電車です。国鉄→JR化以降は、全国各地のJR
の車両の姿には見た目にも大きな違いができ、鉄道の旅行もより楽しくなったという気がします。



奈良駅から大阪駅までは区間快速でおよそ1時間。さすがにこの時間から奈良→大阪へ移動
する人は少ないようで、車内の乗客もまばらでした。



そして、大阪駅に到着。乗車予定の急行銀河の情報も電光掲示板に表示されています。なぜ
新幹線ではなくて夜行を選ぶのか?と聞かれれば、表向きには「新幹線だと到着がお昼くらい
になってしまうので午前中の時間がもったいない」と話すことが多いのですが、本当のところは、
ただ「夜行列車の旅は楽しいから」というところが本音なのです。(笑) 

あと、夜行列車は近年次々廃止が進み、昨年は『あさかぜ』『さくら』等の優等列車が廃止され、
今年は、(昨年横浜駅で撮影した)『出雲』までもが廃止に追いやられました。 『銀河』の余命
もいくばもないかもしれず、あるうちに乗車しておきたいという気持ちも多分にあります。



銀河の入線は10番線ですが、入線してくる姿を撮影するなら11番線の方が映りがいいかもしれ
ないと、11番線に移動したところ、レアな列車がやってきました。DD51型ディーゼル機関車の
重連運転です。重連とは、牽引力を増す為に、2両の機関車を繋げて編成することを言うので
すが、大阪周辺は全て電化されているため、なぜディーゼル機関車の重連が大阪駅に来たの
かという理由は良く分かりません。(車番は1192を前位にした1191との連番でした)

臨時貸切列車などの牽引を終えて機関区に戻る途中だったのでしょうか?それとも、ただ機
関車の回送を行っていたのでしょうか? いずれにしても、定期的なDD51の重連運転は
北海道でしか行われていないようですので、早速珍しいものを見ることができた気がしました。 



DD51の重連が去った後に、いよいよ銀河が到着しました。昨年は、入線から発車まで20分く
らい時間の余裕があったのですが、今年は5分くらいしかなくて、撮影のあとは急いで10番線
まで走らねばならない忙しいスケジュールになりました。 切符と寝台券は一ヶ月前にJTBから
入手してありました。



銀河のこの姿はあと何年見られることでしょう?昨年、生まれてはじめて乗った夜行列車だ
けに、いつしか強い思い入れを持つようになりました。



機関車はEF65型1000番台のEF65-1112。『出雲』が引退した関係で、EF65型の牽引する
ブルートレインは、今では銀河だけになってしまいました。 



前回の往路はB寝台を利用したのですが、今回は予算に余裕を持たせて準備していたため、
A寝台を取りました。B寝台が枕木方向に寝台を並べているのに対し、このA寝台はレールと
同じ方向に寝台を並べたプルマン式と呼ばれるもので、寝台のサイズ(特に左右方向)に余
裕がもたせてあります。HIGH-GEARed以外の乗客も、この列車の寿命が長くないことを悟っ
てか?細かい部分まで写真を撮影する方が多く見えました。


銀河の発車はpm10:22、検札が終わるのがおよそ10:40〜45頃。 目的地の横浜にはam6:18
に到着するため、あまり睡眠時間に余裕はありません。 

しかし出発日の夜がしっかり寝られないと、後々の旅路に大きな影響が出るため、ここはしっ
かり睡眠をとっておきたいところです。揺れる車内でちゃんと睡眠が取れるのか?少し不安で
したが、3回目の夜行列車の旅とあって、体が慣れてきていたのか?A寝台の方向が良かった
のか?それとも運転士の腕が良かったのか? pm11:00頃にはすっかり眠ってしまっていた
ようで、昨年の往路と比べると断然快適な睡眠を取ることができました。


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