アーマーモデリング(ファインモールド) 1/35 八九式中戦車 乙型










Armour Modelling×Finemolds 1/35

**キット紹介および製作について**


HIGH-GEARed's HOBBY WORKS!!といえば、5年ほど前までは艦船模型と車(実車)のサイトという位置づけでご覧になっていた方が多いと思われますが、奈良模型愛好会に入会してからは、カーモデル、飛行機、そしてAFVやキャラクターモデルと、他のジャンルに挑戦する機会も増えてきまして、気が付けば戦車も日本戦車を年間一輌ずつのペースで製作していくパターンが出来てきていました。

製作対象の日本戦車は三式中戦車チヌ、九七式中戦車チハと、時代を徐々に遡って参りましたが、今回はついに日本初の量産戦車まで時代をさかのぼり、八九式中戦車になりました。

キットは、アーマーモデリング誌の付録としてリリースされたもので、特別価格2800円のマガジンキットを三巻集めると、全てのパーツが揃うというものです。全身くまなくリベットに覆われた、インジェクションキット化を拒むような形状の八九式中戦車を見事に再現した素晴らしいキットでした。





キットは基本的に素組みで、追加作業と言えば、マフラーカバーのメッシュ抜きくらいです。チハを製作した時は、発色とマスキングの手間を考えて、黄帯を先に塗装したのですが、戦車であまり発色が良すぎるのもどうかと思い、今回は最後に塗装しました。 下地はグレーサフ→艦底色で、シャドウ吹きなどは行わず、ウォッシングとドライブラシのみで仕上げました。 履帯と転輪の接触部分等の地金表現には鉛筆を使用しています。



下地状態の車体。全面にリベットがあるため、車体は箱組となります。サスペンションはほとんどがカバーに隠れてみえないのですが、アーム類やリーフスプリングがシャープに再現されています。車軸は片側のみナットからボルトが突出した表現までが施されていて驚かされました。 バージョン違いでもいいので、この素晴らしいキットの定番化を望みたいです。


**総括**


三式中戦車チヌの製作時には素組み、八九式中戦車チハの製作時には連結稼働履帯と車内再現などに挑戦しましたが、今回はまた素組に戻りました。 エッチングパーツや真鍮砲身を入手するのを忘れていたことと、時間の関係などもありますが、それ以上にこのキットの完成度が素晴らしく、あまり手を入れる必要を感じさせなかったことが最大の理由です。

八九式中戦車といえば、土浦駐屯地でレストアされた車両が大変有名で、私も復元された八九式が走行する動画を見て、この戦車をぜひ作ってみたいと以前から思っていたのですが、今回、アーマーモデリングとファインモールドの共同企画でインジェクションキット化が実現したため、まさしく「飛びつく」思いでの購入になりました。



完成度は期待通りというより期待以上のもので、展示会でも大変好評を頂きました。

今後も、日本戦車は年一輌のペースで製作をつづけていけたらと思います。五式中戦車や装甲車にも興味が深まりつつ今日この頃です。


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