1/24 フェラーリ328GTS







HASEGAWA 1/24 フェラーリ328GTS

スモールフェラーリの魁ともいえる308シリーズを発展させたフェラーリ328は、1/24ではハセガワからのみリリースされており、登場時から現代にかけて、308シリーズのキットの決定版としての地位を確立しつつ、現在に至ります。

ハセガワのカーモデルとしては初期のキットとあって、パーツ分割が非常に特殊で、上手く組み立てるには少々コツのいるキットではありますが、完成したイメージは非常に実車に近く、ひょっとしたら1/24フェラーリプラモデルの中でもトップクラスじゃないか?と思われるほど、満足のいく仕上がりとなりました。br>





今回はキットのほかにアクステオンのエッチングパーツを用意したのですが、結局使用したのはドリルドローターとペダル類くらいのもので、他は純正エッチングでも充分事足りました。 ボディーカラーはクレオスのグレーサフ→フィニッシャーズのファンデーションホワイト→ファンデーションピンク→ディープレッド→シルクレッド→クレオススーパークリア3の順番です。



このキットはメッキパーツが多く、接着に苦労しました。エンジンは単体で見ると少々派手ですが、エンジンルームに収まると美しい佇まいを見せてくれます。



このキットの素晴らしさは、エンジン周りのスペースフレームを非常に美しく再現していることに尽きます。組み立てはかなり複雑で、また合いも非常に苦しいですが、組みあがったフレームにエンジンとサスペンションを取り付けた構造美は、車好きにはたまりません。


**総括**


私が少年の頃、フェラーリといえば、328が代名詞のようなもので、F40が登場する前は、「フェラーリ=328」というイメージが頭の中で定着していました。

当時、小学生で当然免許を持っていなかった私にとって、レースゲームのみが唯一の車の運転を楽しむ機会だったのですが、当時はまっていたゲームはファミコンの「ハイウェイスター」。 そして、このゲームに登場するプレイヤーカーこそ、この328だったのです。 

思えば、この時代はバービー人形用のフェラーリも328でしたし、「LARK」のCMにも登場していたことから、328を意識する機会は 大変多くありました。

そうした影響から、当時の少年HIGH-GEARedも、このキットを手にして一度組み立てたことがあるのですが、接着の技術が未熟だったことから、足回りなどの強度を出すことができず、なんとか完成させたものの、すぐにバラバラになってしまった辛い思い出がありました。 しかし、その後も328に対する情熱は忘れることができず、マイストの1/18、イクソの1/43、そして京商の1/18と、ダイキャストカーのほとんどをコレクションしていました。 完成品のコレクションを続けている中で、自分の心の中にある328の実車のイメージに一番近いのは、やはりハセガワの328と確信し、今回おそらく二十数年ぶりにこのキットに再チャレンジを果たすことになり、長いときを超えて、ようやくこのキットを再び完成させることができました。 完成した328は(作り手のエゴかもしれませんが)ダイキャスト完成品のどのモデルよりも、実車のイメージを再現していて、大好きなフェラーリをようやく手元に置くことができたと思える大満足の品となりました。


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