海上自衛隊 護衛艦『DDH181 ひゅうが』一般公開




海上自衛隊 護衛艦『DD181 ひゅうが』一般公開 飛行甲板



↑広々とした飛行甲板。快晴にも恵まれ、気持ちの良い護衛艦見学となりました。


↑飛行甲板と構造物(艦橋)の境目。右側が飛行甲板上の滑り止め塗装、中央がデッキ色、左側が垂直面の外舷色です。

滑り止め塗装は予想していたよりは明るい色のもので、表面はヤスリの様に荒れていて、これまで乗艦したイージス艦や汎用護衛艦とは質感が全くことなります。塗装というよりも、舗装という表現が似合いそうな質感です。 

隊員の方から聞いたお話では、この滑り止め塗料は米国海軍で使用されているものと同じで、ヘリコプターの着艦強度にも影響することから、海上自衛隊では扱うことができず、佐世保の業者に依頼して塗装を行ったそうです。

うっかり転ぶと大怪我に繋がるほど摩擦の強い塗装ですので、見学者にはうっかり転ぶことのないようにという注意放送がしきりに流されていたのが印象的でした。


↑そのような滑り止め塗装が施された飛行甲板。パッドアイには蓋が取り付けられていましたが、一部は見学者用の手すりの取り付けに使用されていました。


↑飛行甲板船首右舷側に装備された20mm高性能機関砲、通称CIWS(シュース)

毎分3000発もの機関砲弾を発射する大変高性能な砲ですが、このCIWSを使用する時は、艦に相当な危険が及んでいる時で、実際には敵弾や敵機は後部VLSから発射されるミサイルで迎撃するのが基本です。

隊員の方にお聞きしたお話では、弾数は弾倉に600発程が装填されており、毎分3000発とは言っても、一分間撃ち続けるような事はまずないという事です。


↑ひゅうがの左舷後部には、CIWSがもう一基装備されていますが、こちらは飛行甲板ではなく、一層下がった舷側部に取り付けられています。


↑飛行甲板後部には16セルの垂直発射機『VLS』が装備されています。各種ミサイルはここから発射されます。後ろには、カバーを被った12.7mm機関銃も見えます。 不審船への威嚇のために、このような軽武装(12.7mm機銃)が追加されているのも、近年の護衛艦の特色です。 (速射砲やミサイルや魚雷を不審船に撃てば、威嚇以前に木っ端微塵間違いなしですので)


↑続いて、搭載機のご紹介です。これは、格納庫内で尾翼及びメインローターを折りたたんだ状態で展示されていた、SH-60Jです。飛行甲板上にも、同じSH-60Jが一機展示されていました。


↑こちらは、SH60K。SH60Jとほぼ同じ大きさで、上下の塗り分けが逆転しているところで、SH-60Jと見分けがつきます。


↑SH-60Kのコクピット。左側の樹脂板は乗員を守る装甲板だそうです。機内には交通安全のお札が供えられていました。


↑飛行甲板前部右舷側に停車していたクレーン車。運搬車は飛行甲板上には置かれていませんでしたが、格納庫の船首側で確認することができました。


↑消防車には完全防火装備に身を固めた隊員が気さくに記念撮影に応じてくれていました。


↑艦橋の近くでは、隊員によるラッパの実演が行われ、大変好評でした。

続いては、ひゅうが乗組員の方から聞いた、ひゅうがの運用や隊員の日常などのこぼれ話です。

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