戦艦 三笠 1/350 ファインディティール製作記





今回使用したキットおよびパーツ郡



戦艦三笠決定版キットの登場と供に、パーツ類の続々登場

ハセガワの1/350戦艦三笠を使用して決定版の三笠を製作する計画は、2005年の6月に初めてキット
を製作した直後に始まりました。

制作記のトップページにも記載したように、ハセガワの1/350三笠キットの完成度は素晴らしく、この
キットを素材にぜひ素晴らしい完成品に仕上げたいという思いを持つようになりました。

当初はまだディティールアップパーツもなく、その他の艦種や汎用のパーツを使用してディティール
アップするだけに留まりましたが、すぐにハセガワより、純正ディティールアップパーツのリリースがア
ナウンスされ、またそれらが非常に品質が高く、HIGH-GEARedが望む方向付けがなされた種類の
パーツが揃えられていたのがとても魅力的に思えました。

パーツは「ベーシック」と銘打たれたエッチングパーツを使用した基本セットと、限定版のレジン、メタ
ルパーツ同梱の更なるディティールアップ用の「スーパー」セットの2本立て。 決定版製作にむけて、
もちろんこの2種の両方を購入することに決定しました。

また、偶然模型店で見つけた上海ライオンロア製のディティールアップパーツセットの購入も、三笠
ディティールアップに大きく貢献してくれました。

当時はまだライオンロアの社名も知らず、ショーウインドウに置いてある箱絵を見て判断するほかは
なかったのですが、箱絵の写真を見る限り、エッチング製の艦橋やフライングデッキおよび支柱、
副砲の砲身など、ハセガワのパーツセットに含まれる予定のないものも多数含まれているようだった
ので、思い切ってその場で購入を決意しました。


↑1/350三笠のランナーパーツその@。船体は左右分割にてキャンバーを正確に出すための
補強パーツも含まれています。甲板パーツは3分割ながら、継ぎ目は構造物と重なるた
め、完成後には見えなくなる工夫もこらされ、砲甲板の2層構造も見えないところまで立
体的に仕上げてあります。


↑三笠のランナーパーツA。ピンボケの上、無造作に床にならべた画像ですみません。
(苦笑) パーツ数はかなりのものですが、これらひとつひとつのパーツ構成には全くムダ
がなく、ディティールを正確かつシャープに再現するための最低限に設定されていると
いうことが、製作してみると実に良く分かります。


↑使用エッチングパーツの画像です。左上がハセガワの「スーパー」、左下が「ベーシック」、
右側は上海ライオンロアのパーツで、舷側ジャッキステー、スターンギャラリー、手摺などが
重複しているため、重複パーツは部品単位で見比べ、所謂「イイトコ取り」で仕上げました。

また、画像には映っていませんが、「スーパー」にはホワイトメタルパーツやレジンパーツも含まれて
いました。 このあたりのパーツは、今回の製作スタンスに合わないものが多かったため、一部のみの
使用となりました。


今回の製作にあたり、資料面も充実させるべく、多くの資料を取り寄せましたが、ハセガワの三笠の
キットはもちろん、パーツ類も既にそれらの資料は全て生かして製品化されてあるわけですし、何より
実艦が今でも横須賀に保存されているわけですから、大和などのように、資料にあわせた改造やパー
ツの自作などを行う必要はほとんどなく、むしろ製作にむけてのメンタル面の充実に貢献してくれました。
 
三笠の資料集の中では、特に船の科学館から出版されている「船の科学館 資料ガイド6 戦艦三笠」
が、価格も抑え目でオールカラー、内容も充実しているので楽しめました。

また、2005年9月には2001年以来4年ぶりとなる、横須賀の「記念艦みかさ」の訪問も行いました。

構造物や武装は戦後の復旧時に再現されたものですが、船体は完全オリジナルですし、実際に乗
艦して各部の様子を確かめること以外にも、博物館となった艦内資料も製作のための手助けになる
ものがたくさんあります。


↑資料的な価値だけでなく、実艦の見学は製作にむけての大きなインスピレーションに
なります。

この訪問の際には艦内の様子を1時間にわたって詳細にムービー撮影したのですが、これら自分で
調達した資料も、製作の際には大きな手助けになりました。 

(記念艦みかさ見学の様子は、PHOTO GALLERYの2005/9/30掲載分に掲載されています)

戦艦三笠を模型化する際、時代設定は大きく分けて4つあると思われます。 ひとつは竣工時の白塗
装時、ファイティングトップが印象的な黄海海戦時、そして模型ネタとしては最も多い、最もドラマチック
だった時代の日本海海戦時、逆にこちらは全くネタになることのない日露戦争後の海防艦、予備艦、
記念艦時代・・・。

今回の製作では、日本海海戦100周年に合わせ、日本海海戦時としました。 

しかし、艦橋やマストにマントレットを装備した海戦さなかの三笠ではなく、日本海海戦に向けて修理
補給、改装を完了し、それまでの海戦での傷を癒して美しく生まれ変わり、これからまた日本の命運を
左右する戦いに挑もうとするそのときを再現することにしました。

その関係で汚し塗装などもいっさいなく、化粧直しを終えたピカピカ(塗装はつや消しですが)の晴
れ姿を再現すべく、各部の作業精度には全神経を集中して丁寧作業を心がけ、アップに耐えられる
仕上がりを目指しました。 



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